福岡スポーツセンター
福岡スポーツセンター(ふくおかスポーツセンター)は、かつて福岡県福岡市中央区天神にあった、アリーナを中心とした屋内型複合スポーツ施設。西日本鉄道(西鉄)の系列会社(西鉄グループ)であった株式会社福岡スポーツセンターが運営していた。 1987年(昭和62年)5月に閉場し、跡地にはファッションビル「ソラリアプラザ」が整備された。また運営企業も2012年(平成24年)1月1日に親会社の西鉄に吸収され解散した[1]。 概要屋内競技場「福岡スポーツセンター」として1955年(昭和30年)に開業。こけら落としは11月13日の大相撲準本場所興行であった[2]。大相撲の会場としては1957年に本場所に昇格した大相撲九州場所を1973年(昭和48年)まで毎年11月に開催し、本施設の運営会社が共催していた。 また、プロレスリング、プロボクシングの興行を行っていたこともあった。1970年(昭和45年)8月2日にはアントニオ猪木がドリー・ファンク・ジュニアに挑戦するNWA世界ヘビー級王座戦が行われ、猪木VSドリーの最後のシングル戦、猪木最後のNWA戦となった。この他にも全日本プロレス、新日本プロレスが興行を行っている[3]。1972年(昭和47年)5月7日には輪島功一がドミニコ・チベリアを相手に世界ジュニアミドル級王座の初防衛戦を行った。 冬期にはアリーナを活用して福岡初の本格的アイススケートリンクとしても使用された[2]。また、施設内には映画館「センターシネマ」も設けられていた。 スポーツ以外でも1958年(昭和33年)9月22日には、西日本鉄道創業50周年記念式典の会場となり[4]、1984年(昭和59年)と1986年(昭和61年)には、音楽イベント『ジャンピングジャム』も開催された[5]。 しかし西鉄が進めていた西鉄福岡駅周辺再開発や老朽化などで1987年(昭和62年)5月に閉場し、解体された。福岡スポーツセンター閉場後、運営会社は社名を変更せずに跡地に整備されたソラリアプラザ10階に整備されたフィットネスジム「ソラリアスポーツ」と、同7階に整備された映画館「ソラリアシネマ」を運営していた。 ソラリアスポーツは(株)福岡スポーツセンターの合併に先立つ2011年(平成23年)10月31日をもって営業を終了し、同年12月1日からは提携関係にあったセントラルスポーツの店舗「セントラルウェルネスクラブ天神ソラリア」として再オープンした。また、ソラリアシネマも2011年(平成23年)11月30日をもって閉館し[6]、跡地はTOHOシネマズが運営する「TOHOシネマズ 天神ソラリア館」となった[7]。これに伴い、近隣にある天神東宝は「TOHOシネマズ 天神本館」と名称を変更した。 脚注
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