田代城
田代城(でんだいじょう)は、岐阜県羽島郡笠松町田代(尾張国葉栗郡)にあった戦国時代の日本の城。 略歴築城は1500年代初頭と言われているが、不明である。初代城主の森可勝は森成利(蘭丸)等を輩出した、戦国武将・森氏である。天文21年(1552年)に、森可成の長男である傳兵衛可隆、永禄元年(1558年)には次男勝蔵(長可)、永禄3年(1560年)には森越後守可行の次男九一郎(対馬守可政)が誕生している。 永禄8年(1565年)可成の三男蘭丸長定(乱丸成利)が金山城に於いて誕生しているため、1560年〜1565年に廃城となったと思われる。 織田信長・斎藤道三との関わり斎藤道三の娘の帰蝶(濃姫)は織田信長の元に嫁いでいる。天文22年(1553年)、斎藤道三と織田信長は尾張国中島郡冨田村(現・愛知県一宮市)の正徳寺(聖徳寺)で親子対面し、帰りをともにする。田代城にて別れの儀式を行い、道三は稲葉山城に、信長は那古野城に戻っていったという。 現在跡地には白鬚神社がある。この地には奈良時代の寺院跡(蓮台寺、東流廃寺)があり、礎石が発掘されている。 関連項目 |