甚目寺駅
甚目寺駅(じもくじえき)は、愛知県あま市甚目寺郷浦にある、名古屋鉄道(名鉄)津島線の駅である。駅番号はTB01。全営業列車が停車し(回送列車や団体列車、試運転列車は通過することがある)、あま市内の駅では最も乗降人員が多い駅で市内唯一の有人駅であるが、JTB時刻表では、代表駅は当駅ではなく、かつて市役所最寄り駅であった木田駅としている。 概要あま市の甚目寺地区の玄関口の役割を持ち利用者も多く、名鉄津島線内では津島駅に次いで2番目に多い。 尾張四観音の一つである甚目寺観音の最寄駅であり、初詣や節分会などの行事が開催されると多くの参拝客で賑わう。かつては、特急が当駅を通過していたが、2008年12月27日のダイヤ改正で全列車停車駅となった。終日駅員配置駅で、ミューチケットや定期券の購入が可能。ICカード乗車券manacaが利用できる。 歴史
駅構造相対式2面2線ホームを持つ地上駅で、互いのホームは跨線橋で連絡している。直営駅(須ヶ口駅の被管理駅)であり、終日駅員が業務を行う。ホームは津島方面が6両分、名古屋方面が8両分。 改札口は北改札口と南改札口の2箇所で、南改札口に駅員がおり、北改札口は無人である。両改札には自動改札機とタッチパネル式自動券売機が設置されていて、ミューチケットの購入も可能。自動精算機は設置されていない。北改札口にはチャージ機もないので、乗り越し精算やICカードチャージの際は南改札口に回る必要がある(北口入場時はタッチパネル式券売機にてチャージ可能)。ホームには簡易列車案内や簡易型駅自動放送があり、朝ラッシュ時には駅員による肉声放送が行われることがある。 エレベーターは各ホームと跨線橋を連絡するするもののほか、北改札口と跨線橋を連絡するものも存在する。
設備ホームの嵩上げ、エレベーターやスロープの設置などバリアフリー工事は実施済みである。 給油施設かつては駅北側の側線にディーゼル特急(北アルプス)用の給油施設があった[6]。この側線は清洲飛行場建設のための土砂輸送の拠点として整備されたもので、昭和30年代には廃車車両の留置場所となっていた。その後、気動車用の給油設備が作られ給油拠点となっていた[7]。気動車の運用がなくなった現在は再び留置線となっている(平日の昼間には1200系、土休日の昼間は 3500系・3700系・3300系・9500系が留置されている)。名古屋方面へ回送する列車は、須ヶ口のホームの状況によっては一旦当駅に回送し折り返すことがある。
配線図
利用状況名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は9,529人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中44位、津島線(8駅)中2位であった[9]。
あま市の統計によると、近年の1日平均乗降人員は下表のとおりである。[12]
2008年12月27日のダイヤ改正までは特急が当駅を通過していたが、以前から特急停車駅であった須ヶ口駅や木田駅、勝幡駅より乗車人数が多く、津島線内では津島駅に次いで2番目に多い。主に名古屋方面への通勤通学利用のほか、愛知県立五条高等学校へは新清洲駅からより当駅からの方が近いために朝夕は高校生の利用も多い。 駅周辺2006年から駅周辺整備事業に着手し、2013年に甚目寺駅北口駅前広場が完成した。駅前ロータリーが改築され、ロータリー内にはタクシー乗り場とバス乗り場が設置されている。 当駅はあま市甚目寺地区全体では北東に位置しており、徒歩で15分ほど進むと清須市に入る。
バス巡回バス北口ロータリーを発着する。あま市民病院巡回バスは経由するが停留所の標識はない。
自動車学校送迎バスその他送迎バス
隣の駅七宝駅との間に新居屋駅があったが、1969年4月に廃止された。
脚注注釈出典
関連項目外部リンク
|