猿楽庁
猿楽庁(さるがくちょう、英: SARUGAKUCHO)は、株式会社HIKEの事業部門。コンピュータゲームのデバッグやゲームバランスの調整を主業務とする。 前社長の橋本徹は、元任天堂の社員で、ソフトの評価部隊「スーパーマリオクラブ」の担当者だった。その後、マリーガル・マネジメントに入社し、「猿楽庁」を立ち上げた。2001年に株式会社として独立。2001年10月3日にエンターブレインが90%の株式を取得し、同社の子会社となった後、2010年3月31日に全株式をポールトゥウィン株式会社が取得、同社の完全子会社となった。その後、2019年5月1日付でポールトゥウィン株式会社に吸収合併され解散。2021年2月1日にポールトゥウィングループの子会社である株式会社HIKE(旧:CREST)が事業を継承した[1]。 概要旧会社情報
ゲームのチューニングを専門に行う会社ということで、依頼されたゲームの企画書の分析・検討や試作段階のゲームソフトをプレイして内容を検討する「モニタリング」、完成の近いβ段階のゲームを実際にプレイしてゲームの難易度を検証する「バランス調整」、プログラム上のミスが無いかチェックする「デバッグ」を行っていた(「デバッグ」はポールトゥウィンの完全子会社になってからは行っていない)。また、攻略本の編集なども行っていた。 設立間も無い時期に『週刊ファミ通』(エンターブレイン刊)に連載されていた漫画「おとなのしくみ」にて鈴木みそがレポートをしたことがある。 猿楽庁のスタッフが実際にプレイ、チェックし「ユーザーにとって満足できるソフト」と認めたソフトには「猿マーク」がパッケージ裏に記載される。しかし、このマークは製作途中のゲームをプレイした上でつけられているため、ゲームの進行が不可能になるような重大なバグが残っていたり、ゲームそのものが快適に動作しないソフトにもマークがつけられることが度々あった。また、会社が小規模にもかかわらず大量のソフトチェックを請け負うため、業務内容の質や会社の存在価値自体を疑問視する声も少なくなかった(カルドセプト サーガ参照のこと)。 沿革
チューニングに携わったゲーム
脚注
外部リンク
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