熊谷ゴルフクラブ
熊谷ゴルフクラブ(くまがやゴルフクラブ)は、埼玉県熊谷市にあるゴルフ場である。 概要1960年(昭和35年)6月、「熊谷にゴルフ場の適地がある」という話が、日本クレジットビューロー株式会社社長の河村良介の許に持ち込まれたことに始まる[1]。ゴルフ場建設候補地は河川敷だとのこと、早速、現地を見て驚いた、河川敷というより草っ原に近い、杉林、松林、アカシアの森、欅の独立樹などが点々と茂り、隣接地には桑畑、麦畑、野菜畑が広がっていた[1]。 建設候補地は25万坪あり、民有地が5万坪で、その他は河川敷だから国有地、埼玉県が管理者である[1]。だが、河川敷の耕されていない所は、ゴミ捨て場になっていて汚染がひどかった[1]。埼玉県と熊谷市は、管理者を求めていたところで、用地賃貸契約や許認可手続きは順調に進んだ[1]。民有地は地元石原農協に委託して買収し、離作した人はゴルフ場職員として雇用した[1]。 1960年(昭和35年)9月14日、新たなゴルフ場の建設に向けて経営母体「熊谷観光ゴルフ株式会社」を設立し、社長には河村良介が、役員には国際自動車株式会社社長の波多野元二、株式会社 足利銀行頭取の藤松正憲らが就任した[1]。1961年(昭和36年)10月4日、「熊谷ゴルフクラブ」が創立され、理事長には三和銀行副頭取の宮森和夫、副理事長に波多野元二が就任した[1]。 1961年(昭和36年)3月15日、コース設計を株式会社大林組の間野貞吉に依頼し、コースの造成工事が着工された[1]。河村社長は「治水の大本に従い、河川の効用を重んじる趣旨」で設計して貰ったと語った[1]。1962年(昭和37年)4月29日、工事造成工事が完成し、18ホール、距離6,705ヤード、パー72規模のゴルフ場が開場された[1]。 コース開場後、河川敷コース離れしたコースだと好評だった[1]。15番、16番ホールは高いヒマラヤ杉が林立し、まるで山コースのようである[1]。10番ホールはフェアウェイに5本の松があり、戦略的に考えたコースとなっている[1]。 所在地〒360-0816 埼玉県熊谷市石原1431番地 コース情報
クラブ情報ギャラリー交通アクセス脚注
関連文献
関連項目外部リンク |
Portal di Ensiklopedia Dunia