瀬石温泉
瀬石温泉(せせきおんせん)とは、北海道目梨郡羅臼町瀬石にある温泉(野湯)。カタカナでセセキ温泉と表記する場合もある[2]。海岸線の際にあり満潮時には海没することから、旅行者向けガイドブックやテレビ番組でしばしば取り上げられる。 名称の由来アイヌ語の古語で温泉を意味する「セセㇰイ(sesek-i)」(熱い・所)に由来する[3][4]。 泉質ナトリウム塩化物泉。泉源は64度。新第三紀層の火山砕屑岩中の亀烈から噴出しており、陽イオンではナトリウムイオンを出し、陰イオンでは塩素イオンが多い塩化物泉(食塩泉)となる[5]。潮汐に伴い海水の影響を受けるため、泉温は一定しない。 管理濱澤水産(株式会社丸濱ワーク)が管理している野湯[1]。温泉は私有地内にある[2]。周辺には漁師の瀬石番屋があるのみ。入浴の際には、管理者に一言断りを入れる必要がある[1][2]。入浴料は無料(募金箱あり)[1]。水着を着用しての入浴可[1]。 開湯期間は7月初旬〜9月中旬又は下旬[1]。干潮時のみ入浴可能[2]。おすすめの時間帯はお昼前後としている[1]。入り口にはゲートが設置しており、ゲートが開いている時間帯のみ入浴できる[1]。入浴時間は干潮時の清掃後に限られるため、日によって変わり問い合わせて欲しいとしている[1]。 瀬石温泉の標柱が立った駐車場があり、駐車容量は10台程度[1]。駐車場にトイレあり[1]。近隣の空き地、海岸の砂利部分はコンブ干場になっており、車両の立ち入り・焚き火・キャンプは禁止されている。
浴槽が海没するたび、毎日海藻等の除去、海水の汲み上げなどの清掃を行っている[1]。知床半島の世界遺産登録後に観光客が激増しマナーが悪化するなど、管理上の負担は見かけ以上に大きい。このため、2006年には管理人が決まらず閉鎖寸前になった。現在は、濱澤水産(株式会社丸濱ワーク)が管理している[1]。 その他『北の国から 2002 遺言』のロケ地としても使われた[6]。 アクセス北海道道87号知床公園羅臼線を羅臼町市街地から北上、車で約20分(23km)。海側に大きな標柱を持つ駐車場が目印。 脚注
参考文献
関連項目外部リンク |
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