溝端 淳平(みぞばた じゅんぺい、1989年〈平成元年〉6月14日 - )は、日本の俳優、タレント、司会者。
和歌山県橋本市出身[3]。エヴァーグリーン・エンタテイメント所属。第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストグランプリ。
略歴
橋本市恋野地区出身で[4]、同市恋野小学校を卒業した[5]。子供のころからドラマや映画が好きで俳優に憧れていたという[5]。小学4年生の時、異動することとなったクラスの担任教諭から「旅に出ろ」と書かれた色紙を贈られ、その言葉に感銘を受けて勉強机に飾っていた[5]。2006年、6歳および7歳年上の2人の姉が応募したのがきっかけで、「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリおよびボルテージ賞を受賞。当時は高校2年生で[5]、これにより歴代受賞者の中では最多となる40社の芸能事務所から所属の勧誘を受ける。その後は高校2年まで和歌山県で過ごし、上京。
2007年4月、『世界ウルルン滞在記"ルネサンス"』の司会に選ばれる。また同年同月、ドラマ『生徒諸君!』の日下部和真役で俳優デビューする。
2008年、『ハチワンダイバー』でドラマ初主演を果たす[6]。また同年は、映画初出演作品となる『DIVE!!』でも林遣都・池松壮亮とともに主演を務め、映画でも初主演を果たすこととなった。
2009年、国際ドラマフェスティバル in TOKYO2009において「東京ドラマアウォード2009」新人賞を受賞。また日経トレンディ「今年の顔」に選出される。
2010年3月5日、映画『赤い糸』で、第33回日本アカデミー賞優秀新人賞を受賞。『NECK』や『君が踊る、夏』等の主演映画の公開が続いた。『君が踊る、夏』は初の単独主演映画となる。
2014年6月1日、声帯ポリープの切除手術を受けて一週間ほど静養していたことをブログを通じてファンに告白。全身麻酔による手術であったこと、手術が無事に成功し滑らかな声が出るようになった事などが報告されている。
2015年、蜷川幸雄演出による舞台『ヴェローナの二紳士』で主演、自身のキャリア初の女性役を演じることになる。
2016年5月にはBS時代劇『立花登青春手控え』で時代劇初主演を務める[7]。
2019年後期放送『スカーレット』に戸田恵梨香演じるヒロイン喜美子の初恋の相手となる医学生の酒田圭介を演じ、NHK連続テレビ小説初出演を果たす[8]。
2025年1月1日午前0時、一般女性との結婚を発表した[2]。
人物
- 趣味、特技はソフトテニスと和太鼓、サッカー。
- 「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」の最終審査では、地元である和歌山県橋本市恋野地区の法被を着て和太鼓を披露した。なお地区内に所在する「恋し野あじさい公園」には、同郷の筒香嘉智(プロ野球選手)と溝端の記念碑が建立されている[9]。
- 目標の俳優はドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』で共演した小栗旬、生田斗真[10]。
- 映画『DIVE!!』では飛込競技に挑戦した。ほとんどの競技シーンは本物の選手による吹き替えだったが、「スワンダイブ」という手を広げてまっすぐに飛び込む技は、溝端自身が挑戦し10メートルの高さから実際に飛び込む。
- 元東方神起でJYJのメンバーであるジェジュン、岡田将生、東方神起のチャンミンやユンホとは友人である。
- 影響を受けた映画は『GO』。セリフをすべて言えるくらい好きな作品。「10代のころに抱く、特有の葛藤がすごくリアルに中学生時代の僕に伝わってきました。山﨑努(『GO』の主人公の父親役)さんの『広い世界を見ろ』というセリフが、今でも僕の指針になっています。」[11]と語っている。
- 朝井リョウの作品『脇役バトルロワイアル』(短編集『世にも奇妙な君物語』収録)は溝淵淳平という名前の架空の役者を主人公とした短編小説だが、一文字違いの名前からもわかる通り溝端のパブリックイメージを作品内に導入した内容になっている。
- 普段は標準語で話している。一方、近畿地方の出身のため関西の出身の人と話すときは関西弁で話すこともある。溝端にとって朝ドラ初出演の「スカーレット」は、関西ことばを初めて前面に出すテレビドラマ[12] [注 1]となった。
- 役者として大河ドラマに出演することを一つの目標としていた[13]。
受賞歴
2006年
2009年
2010年
2011年
2013年
2016年
2021年
2023年
出演
※太字は主演作品。
テレビドラマ
映画
吹き替え
舞台
テレビ番組
配信ドラマ
ラジオ
CM
MV
- 東方神起 「Duet -Two of Us ver.- 」 (2016年)
- 東方神起 「逢いたくて逢いたくてたまらない -Two of Us ver.-」(2016年)
- 東方神起 「OCEAN -Two of Us ver.-」(2016年)
ゲーム
書籍
写真集
雑誌
- JUNON(2007年2月 - ) - モデル
- ザテレビジョン「イトバタ会議中!」(2008年10月 -2009年2月、角川マガジンズ)
- SOUP「溝端淳平のガチンコバイト日記」(2009年10月 -2013年6月、インデックス・コミュニケーションズ)
- Seventeen「男ってこんなもんだっ!!」(2010年5月 -2012年4月)「男磨き中!」(2012年5月 -2013年4月、集英社)
カバーモデル
- 銀河鉄道の夜(著:宮沢賢治、2008年9月30日、ゴマブックス)
- 走れメロス(著:太宰治、2008年9月30日、ゴマブックス)
- 三四郎(著:夏目漱石、2008年9月30日、ゴマブックス)
- Flying! 1st step.(著:飛鳥未来、2011年12月22日、集英社ピンキー文庫)
- Flying! 2nd step.(著:飛鳥未来、2011年12月22日、集英社ピンキー文庫)
- 通学範囲〜君は僕の傍にいる〜(著:みゆ、2013年4月25日、集英社ピンキー文庫)
脚注
注釈
- ^ 但し、『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』の秦野役のように和歌山の方言が時々出る役を演じたことはあった。
- ^ 『赤い糸』とのコラボ。
出典
外部リンク
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旧所属タレント | |
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