港島線(こうとうせん)は、香港島の堅尼地城駅と柴湾駅を結ぶ香港鉄路有限公司(港鉄(MTR))の鉄道路線である。
概要
港島線は、香港島北部を東西に走る路線である。香港の政治、経済の中心、そして世界屈指の金融の中心地である中環(香港上海銀行本店や恒生銀行本店、国際金融センターなどがある)や金鐘(中国銀行(香港)本店がある)、超高層建築の立ち並ぶ灣仔、香港で最も繁華な銅鑼湾と言った、香港の中心部を貫く一方、路線の東側はニュータウン、西側の上環駅から堅尼地城付近は、かつての香港の雰囲気を漂わせる下町、また同駅ピーク側(香港島北岸を通る港島線から見て南側)の半山区では高級住宅街となっているなど、非常に多彩な街の顔を見せる路線である。
路線は、旧来から二階建て車両で運行されているトラム(堅尼地城:Kennedy Town - 筲箕湾:Shau Kei Wan)のコースとほぼ重なっている。トラムは、地下鉄の開通と同時に中環より東側を廃止することも検討されていたが、安価であり近距離での利用者が依然として多いため、現在も運行されている。
なお、2014年12月28日、港島線は上環より「西港島線」として延長された。新たに開業した駅は、西営盤(Sai Ying Pun) - 香港大学(HKU) - 堅尼地城(Kennedy Town)であるが、西営盤駅のみ、地上部分の工事遅れにより開業は2015年3月29日となり、その間駅は通過扱いとなっていた。
路線データ
歴史
駅一覧
関連項目
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