洋介犬
洋介犬(ようすけん)は、日本の漫画家。兵庫県丹波市出身[1][2]、京都府在住[3]。男性。 商業媒体でのペンネームとしてうえやま洋介犬(うえやまようすけ)を用いていたが、2013年4月以降より「洋介犬」に変更している[4]。 来歴・人物子供のころから漫画家を目指し、4コマギャグ漫画家としてデビューするが、怪談と戦国史が好きで[5]、20代後半ごろに取材やインターネットで募集した実話怪談や創作怪談をショートホラー漫画や幽霊画として発表するブログ『誘怪犯』(現『イヌギキ』)を開設、ホラージャンルに転身したところ、1日3万HITの人気ブログとなり、2007年にはブログ漫画と描きおろし作をまとめた単行本『誘怪犯』が発行された[3]。ブログを継続しながら、ネットでは講談社『MiChao!』にて『ヤミツキ 〜いのりの心霊日記〜』を連載配信[6]、紙媒体でも数々のホラー系の雑誌で活動している[3]。 また、漫画執筆以外でも『怪談社[7]』のライブ・イベントに、2009年から参加している[8]。 ホラー以外では『エッセイコミックWEBマガジン ゆるっとcafe』(竹書房)で、2011年から妻の菜波(BL、TL小説家)が腐女子であることをネタにしたギャグ・エッセイコミック『くさったよめがあらわれた!』を連載し、2012年には単行本化された[6]。 ブログは『30秒怪奇妙漫画ブログ「イヌギキ」〜犬列異伝〜』と名を変え、2012年にはアクセス2000万超えになった[5]。 2024年10月24日、自身や家族に危害を加えると脅迫する内容のメールが届いたことを報告し、京都府警に相談したことを明かした[9]。 筆名は「洋介犬」と書いて「ようすけん」と読み、自画像はメガネをかけた犬である[5]。 作風ブログ名に「30秒」と付いているように、4コマベースのショートショート漫画を得意とし、制作ペースも早い[3]。連載でも一話完結やオムニバス形式が多いが、『LA×LA×LA』といった長期に渡る長編も発表している[6]。 内容はサイコ・ホラー系(サイコ系)、超常現象系、不条理系、実話系(ドキュメンタリーもしくはモキュメンタリー)、時事ネタ(風刺)と多彩で、作風も後味の悪さを狙った不気味なものから、現実社会の不条理を斬る戒めや信賞必罰的な話、ギャグ要素が入ったブラックユーモア物まで幅広く存在する。当人は読者が恐怖を身近に感じるように「日常生活をフックにするネタ」を意識して仕込んでおり、「お持ち帰り系ホラー」と評されたとインタビューで答えた[3]。 作品リスト連載
書籍
脚注
参考文献
外部リンク |
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