波浪島波浪島(ぱらんとう)またはパラン島[1](パランとう、パランド、파랑도、Parangdo)は、韓国が日本海にあると主張した島嶼、もしくは東シナ海にある暗礁である。 歴史
概要初代大韓民国大統領就任予定者であった李承晩の意を受けた「愛国老人会本部(ソウル、Cho Sung Whan代表)」がGHQのダグラス・マッカーサー宛てに『韓日間の島嶼調整の要請(Request for Arrangement of Lands Between Korea and Japan)』を提出し、「独島の返還(Returing back the island "Docksum")」「対馬の割譲(Transferring the island "Tsushima" to Korea)」「波浪島の所属の明確化(Making clear the belonging of Parang Island)」の3つの条項から構成されている[5]。
1951年、サンフランシスコ講和会議の開催に際し、韓国駐米大使の梁裕燦が外交文書としてアメリカ合衆国連邦政府に提出した要望書「米国草案(サンフランシスコ平和条約)に対する韓国側意見書」[6]で、「竹島などとともに日本が放棄すべき島の1つ」として韓国は韓国領への帰属を要望した。 この際、合衆国国務長官であったディーン・アチソンに、竹島と共に島の位置面積などを尋ねられた梁韓国大使は「だいたい鬱陵島の近くで日本海にある小島である」と返答したが、その後の米政府の調査、および、韓国政府による懸命な捜索にも拘らず、発見されていない。 後にアメリカ政府はラスク書簡にて竹島とともに波浪島に対するこの韓国政府の要望を却下している。 今なお所在不明だが、韓国政府は現在も公式にその存在を否定していない。東シナ海の蘇岩礁(実際は暗礁)が波浪島だと主張されることもある。 脚注
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