法華寺 (諏訪市)
法華寺(ほっけじ)は長野県諏訪市中洲字神宮寺[1]にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は鷲峰山。 歴史鎌倉時代、御内人として幕府に仕えた諏訪盛重が、建長寺の大覚禅師道隆に参禅し、従前の天台宗を改め、中興開山に迎えた。 天正10年(1582年)の甲州征伐では、織田信長が3月19日から4月2日まで滞陣し、甲信地方の知行割を行い、国掟を発した。『信長記』には「三月十九日上の諏訪法花寺に御居陣、諸手の御陣段々に仰せ付けられ候ひしなり」とある。 明治維新における廃仏毀釈では、本堂と庫裡を残して破却されたが、明治32年(1899年)に再興した。 概要諏訪大社上社の社域に隣接する。本尊の釈迦如来は永仁2年(1294年)の胎内銘があり、脇侍に普賢・文殊両菩薩を持つ三尊仏となっている。 石段の上には入母屋造の楼門があり、正面の本堂は明和2年(1765年)に改築されている。須弥壇の裏の位牌堂には頂相として大覚禅師の木像があるほか、達磨大師、伝大師の木像がある。 寺の裏山には、赤穂事件に伴って配流され、諏訪藩に預けられた吉良義周の墓がある。 交通アクセス参考文献関連項目外部リンク
脚注 |