水に挿した花
「水に挿した花」(みずにさしたはな)は、日本の歌手である中森明菜の楽曲。この楽曲は中森の25枚目のシングルとして、1990年11月6日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)のリプリーズ・レコードレーベルよりリリースされた (8cmCD: WPDL-4190, CT: WPSL-4190)。 背景「水に挿した花」は、1990年11月6日にCDシングル (8cmCD: WPDL-4190)とシングルカセット (CT: WPSL-4190)の2形態で同時発売された[3]。この楽曲は、只野菜摘の作詞と広谷順子による作曲に、中森の23枚目のシングル「LIAR」で編曲を務めた西平彰が編曲した[4][5]。またこの楽曲は、日本テレビ系のテレビドラマ『水曜グランドロマン』の主題歌に使用された[4]。本作のディスクジャケットの写真は中森が撮影した[6][5]。作詞家の許瑛子によると、中森に売り込むべく計画・制作されていたアルバム収録曲のうちの1曲がこの「水に挿した花」であったという[7]。そのアルバムは、許と本曲を作詞した只野が作詞を担当し、本曲の作曲を手掛けた広谷に加えて比山貴咏史や関根安里、川上明彦が作曲を担当していたという[7]。さらに許のサイトには、許が只野に打診したという「水に挿した花」の詞のイメージ内容も残されている[7]。音楽番組での本曲の披露はリリース直後ではなく、翌年1991年3月22日放送のテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』で、次作「二人静 -「天河伝説殺人事件」より」(1991年3月25日発売)のリリース直前であった[8][9]。この楽曲は、後の作品でも新録されており、1995年12月リリースのベスト・アルバム『true album akina 95 best』と、2002年12月リリースのベスト・アルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』にそれぞれ収録されている[6][10][11]。 シングル盤「水に挿した花」の2曲目として発表された「Angel Eyes」は、松井五郎の作詞に上田知華が作曲を手掛け、編曲には武部聡志に加えて中村哲がコーラス・アレンジを務めた楽曲である[6]。 批評音楽評論家の堤昌司は「水に挿した花」について、「スローなワルツ」と楽曲のジャンルについて指摘し、「夢の中での天使との会話などというテーマのヒット曲なんてめったにあるものではない。」と批評した[5]。 チャート成績この楽曲は、オリコン週間シングルチャートでは、1990年11月19日付で初登場・最高順位ともに1位を記録した[12][2]。同チャートには、計28週に渡ってランクインしている[12][2]。現時点で、中森が最後に1位を記録した作品となっている。 収録曲
規格
クレジット脚注
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