歌志内駅(うたしないえき)は、北海道歌志内市字本町にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)歌志内線の駅(廃駅)。
歌志内線の終点であった。事務管理コードは▲131603[4]。
歴史
年表
駅名の由来
鉄道敷設時までこの地には正式な地名がなく、ライマンの空知炭田調査以来「オタシナイ炭山」と呼ばれていた。鉄道開業時になって当駅に「オタシナイ」に当て字した「歌志内」、起点側に「オタシナイ」を意訳した「砂川」と命名されて、その後それぞれ駅名が地域名、自治体名となった[8][9]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有していた地上駅。ホームに接して駅舎があった。数本の側線が敷設されており、空知炭礦株式会社の空知炭鉱へ続く専用線も存在した。
駅跡地周辺
駅の跡地には、郵便局や「郷土館ゆめつむぎ」が建設されている。また、歌志内線の線路跡はサイクリングロードとして整備されており、当駅跡から焼山駅跡までを結んでいる。
近隣にはバス停「歌志内市街」があり、北海道中央バス(滝川営業所)の「歌志内線」が発着する。
- 北海道中央バス歌志内線 :赤平昭和・赤平宮下町 - 歌志内市街 - 上砂川(中央1丁目) - 砂川市立病院 - 滝川ターミナル
- かつては、JR歌志内線のルートに沿った経路の廃止代替路線「焼山線」(上歌新栄町 - 歌志内市街 - 焼山 - 砂川市立病院)も発着していたが、2019年(平成31年)4月1日に廃止された。
2021年から2022年にかけて旧歌志内線のうち歌志内市にあった5駅に駅名標レプリカを駅跡地に設置する事業が行われ、当駅にも設置されている[10](歌志内駅には2022年に設置[11])。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 歌志内線
- 歌神駅 - 歌志内駅
脚注
注釈
- ^ 積込ホッパーは神威駅から北に10町(約1.1km)の後の歌神駅の南側、本線横の砂川駅に向かって右手にあった。専用線の分岐位置は昭和3年度線路一覧略図によれば起点約13.1km。大正12年版全国専用線一覧で1哩以下、昭和5年版全国専用線一覧にて作業距離最大1.3km(「開化炭礦線」と書かれているが「開北炭礦線」の誤り)。当坑は明治41年開坑の臼威炭礦が始まりで、本格的操業は大二神威炭礦を名乗った大正2年以降。その後大正7年から開北炭礦を名乗り、経営者も南昌洋行、金沢鉱業などを経て昭和18年より北炭空知鉱業所と変遷した。
出典
関連項目
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