横浜東宝会館
横浜東宝会館(よこはまとうほうかいかん)は、かつて神奈川県横浜市中区住吉町5-59にあった映画館。 略歴1956年3月27日、六部興行の元、株式会社横浜東宝会館が設立され、横浜・馬車道沿いの横浜宝塚劇場斜向かいに4スクリーンを有する地上4階、地下1階建てのビルが開館した[2]。こけら落としは美空ひばり主演の『ジャンケン娘』(杉江敏男監督、1955年)[注 1]であった。 1962年10月1日に株式会社化し1966年9月24日に千代田土地建物株式会社と改称する。 1981年に横浜東宝劇場を分割して、一方を横浜東宝エルムとして、5スクリーン化。それと同時に東宝名画座が東宝シネマ2に改称される。 1999年9月10日、みなとみらい地域にワーナーマイカルみなとみらい(現・イオンシネマみなとみらい)が入居する横浜ワールドポーターズが完成。みなとみらいに客足を徐々に奪われたことや、建物の老朽化も重なり2001年11月29日をもって閉館[3]。同年の大ヒット作であった『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)等を最終上映として45年に及ぶ歴史の幕を閉じた。 2003年6月9日、跡地に横浜東宝ビルが新築完成。同ビル内にリッチモンドホテル横浜馬車道が入居している[4]。その後、横浜市内の東宝系映画館は、2007年3月15日に開業した「TOHOシネマズららぽーと横浜」(都筑区池辺町)へと引き継がれている。 各館の特徴スクリーン
横浜東宝1階の洋画専門館で、70mmの上映設備もあるややフラットな同会館主要のスクリーン室。
横浜スカラ座4階にあるスタジアム型の座席と大画面を持つ同会館最大級のスクリーン室。
横浜東宝シネマ1・2地下1階の左側は邦画専門のシネマ1と右側は洋画専門のシネマ2という双子の映画館で、入ったら即2階席になっている。同じ地下1階にはそば屋「東宝そば処」や飲食店「東宝飯店」も併設していた。 シネマ1
シネマ2
横浜東宝エルム横浜東宝の2階席だった部分を改装。スロープが他の映画館に比べてかなり急、そして横に広い割りには奥行きがないという作りに特徴がある。
脚注注釈出典関連項目外部リンク |