「極超大国」という言葉を、過去に存在した支配的な国家に当てはめる者もいる。アメリカの学者エイミー・チュアは著書Day of Empire(最強国の条件)の中で、アケメネス朝、唐帝国、ローマ帝国、モンゴル帝国、オランダ帝国、イギリス帝国を歴史上覇権を握ることに成功した国家とし、失敗例としてスペイン帝国、大日本帝国、第三帝国を挙げた。そのうえで、現代の極超大国がアメリカ合衆国である、と述べている。歴史上では、大国というものは複数地域にまたがって他を凌駕する政治力を有している国を指すとされている。たとえばローマはペルシアのサーサーン朝、古代インドや中国を征服することは無かったが、地中海沿岸の全域を軍事的、経済的、文化的に独占していた[8]。
^Reiter, Erich; Hazdra, Peter (March 9, 2013). The Impact of Asian Powers on Global Developments. Springer Science+Business Media. p. 5. ISBN9-783-6621-3172-5. "Now though, some people, in whose opinion the term "superpower" does not denote the actual dominance of the USA incisively enough, use the term "hyperpower"."