松平武寛
松平 武寛(まつだいら たけひろ)は、江戸時代中期の大名。上野国館林藩主。官位は従五位下・主計頭、右近衛将監。越智松平家4代。 生涯宝暦4年(1754年)10月7日、先代藩主・松平武元の四男として誕生した。兄3人の早世により嫡子となり、明和5年(1768年)に主計頭に任官する。安永8年(1779年)、父の死去により家督を継ぎ、右近将監に遷任する。安永9年(1780年)に奏者番に任じられる。天明3年(1783年)の天明の大飢饉で大被害を受けたため、救済に尽力し、同時に90歳以上の高齢者に米を与えるなどしている。 天明4年(1784年)3月26日に死去、享年31。跡を長男の斉厚が継いだ。 系譜 |