東雲キャナルコートCODAN東雲キャナルコートCODAN(しののめキャナルコートCODAN)は、東京都江東区の東雲キャナルコート中央ゾーンにある都市再生機構(UR)が整備した賃貸型集合住宅(1,712戸)の総称である。2004年照明普及賞・優秀施設賞、2005年度グッドデザイン金賞、2006年第47回BCS賞(建築業協会賞)、2013年都市住宅学会賞・業績賞を受賞。 概要特徴の薄い中央ゾーン約4.8haを「CODAN」と命名し、大胆な提案の公団賃貸住宅として立ち上げ情報発信力を持たせた。容積率は400%に近く、これまでなら超高層とするところ、あえて高層板状で新しい都市空間の提案・都心居住のモデルづくりに挑んでいる[1]。 計画を実現するため、三枝成彰を座長、残間里江子をコーディネーターに据え、有識者で構成する「まちなみ街区企画会議」を組織してコンセプトをねり、山本理顕ら各街区の基本設計者とランドスケープ、サインや照明デザイナーで構成される「東雲デザイン会議」で、全体のデザインを調整しながら、「個性的でありながら統一感のあるまちなみづくり」が行われた[1][2]。 14階建ての高層住宅を中心に6つの街区を貫くS字状アヴェニュー沿いは建物の高さをおさえ、店舗等を配置することで、街路型の都市空間と賑わいを生み出している。各住棟の外壁には「コモンヴォイド」を設け、圧迫感を和らげるとともに、コモンヴォイドの色彩や照明デザインにより、印象的な景観を創出している[2]。 なお、5街区は民間供給支援型賃貸住宅制度を活用し、定期借地によりURから東京建物が土地を賃借して住棟を建設。「Brillia ist 東雲キャナルコート」(423戸)を運営しているが、デザイン会議での調整のもと、一体的な空間整備が行われている[3]。また、その他の街区の住棟は、2019年11月からURに代わって、東急住宅リースが管理・運営を行っている[4]。 沿革構成脚注関連項目
参考文献
外部リンク
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