東海大学付属望星高等学校
東海大学付属望星高等学校(とうかいだいがくふぞくぼうせいこうとうがっこう)は、東京都渋谷区富ヶ谷二丁目にある私立通信制高等学校で全国に14校ある東海大学付属高校のひとつ。 概要前身は、東海大学付属高等学校通信教育部として発足。1963年(昭和38年)4月付属高等学校から独立した。 他の付属とは違う独特な特色を持つ付属校で、二学期制であるため春と秋に入学できる。望星高校の隣には学校法人東海大学の法人本部があり、近隣には東海大学観光学部の学生が学ぶ、東京キャンパス渋谷校舎がある。 歴史は他の付属高校の中でも古く、東海大学付属浦安高等学校との兄弟校と位置づけられている。校名の「望星」は東海大学の建学の精神の一つ「若き日に汝の希望を星につなげ」から名付けられており、校名には創立者松前重義の思い入れがある。なお学園内には「望星」とつく機関や出版物がいくつかある(例えば、望星学塾や望星寮、学園誌『望星』など)。 かつては、東京本校以外の4ヶ所にも分校舎があったが、北海道・静岡・福岡は2010年、熊本は2015年に募集停止した。現在は東京渋谷区の東京校のみで教育活動を展開している。 教育方針若き日に汝の思想を培え 若き日に汝の体躯を養え 若き日に汝の知能を磨け 若き日に汝の希望を星につなげ (東海大学建学の精神) 「望星」の由来は「若き日に汝の希望を星につなげ」であり、創立者松前重義の同校への強い思いが込められている。
通信制高校の中でも学習指導や生徒指導に特に力を入れている。学習指導では安易な単位認定は行わず、レポートの不出来や定期試験の結果によっては単位が認定されないこともある。また、数学Ⅲやコミュニケーション英語Ⅲなど他の通信制高校ではあまり開講されない科目も設定されており、このことからも大学進学を中心にした教育を行っていることがうかがえる。生徒指導では厳しい校則で生徒を管理することはないが、挨拶やマナーは徹底しており、高校卒業後を見据えた指導をしている。 多くの通信制高校は出願のみで入学できるが、同校は入学試験を実施しており合格者を選抜している(不合格になる場合もあり、特に転入学や編入学を希望する際は第二志望以下の検討も必要となる)。 沿革
交通
コース
技能連携校→詳細は「技能連携制度」を参照
行事
通信制課程の高校としては豊富な学校行事が用意されている。 部活動・同好会卒業後の進路全国の通信制高校の中でも抜群に大学進学実績が優れていることが特徴。 通信制ではあるが他の付属高校と同じ条件で東海大学への付属推薦入試が受けられ、毎年多くの生徒が東海大学、東海大学短期大学部、ハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)などに内部進学している。内部進学を目指すには通常の授業の他に、内部進学希望者必須のカリキュラムが用意されている。また、学園基礎学力定着度試験(全付属高校対象の統一試験)に向けての講座や小論文対策なども実施されている。 東京大学や東京芸術大学、東京外国語大学などの国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、MARCHなどの難関大学の合格者数も年々伸ばしてきており、近年の合格実績は他の付属高校を含む全日制高校にも見劣りしないほどである。また、医学部への進学実績もある。高校入試の難易度に対して大学進学実績がこれほどまでに優れている高校は全国でも他に類を見ない。 専門学校への進学希望者もおり、校内の進路説明会などには専門学校から担当者が派遣され、学校説明や分野の説明が行われる。最近では自動車関係、動物関係、美容関係への進学が人気である。 著名な出身者芸能サッカー実業家備考
関連項目脚注
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