朝の天使「朝の天使」(Angel of the Morning)は、ソングライターのチップ・テイラーが作詞作曲した楽曲。1967年にエヴィ・サンズが発表した。 メリリー・ラッシュ&ザ・ターナバウツのバージョン(1968年)が最初にヒットした。ジュース・ニュートンのカバー・バージョンもよく知られる。 概要
本作品は最初コニー・フランシスに提供されたが、彼女は情事を喚起させる詞が自分のイメージを損なうと考え、レコーディングを断った[3]。 1967年にエヴィ・サンズが発表した[4]が、ヒットしなかった。 メリリー・ラッシュのカバー
1965年からクラブ・サーキットを続けていたメリリー・ラッシュ&ザ・ターナバウツ(Merrilee Rush & the Turnabouts)は1967年、ポール・リヴィア&ザ・レイダーズの南部ツアーのオープニング・アクトを務めて、メンフィスを訪れた。ザ・レイダーズはアメリカン・サウンド・スタジオでアルバム『Goin' to Memphis』を制作することになるが、ラッシュはグループのリード・ボーカリストのマーク・リンゼイによってプロデューサーのチップス・モーマンに紹介された。さらに彼女はちょうど「朝の天使」にぴたりと合う女性歌手を求めて自費でデモテープをつくり続けていたベーシストのトニー・コグビルの目にもとまり、モーマンとコグビルによるラッシュを起用してのレコーディングが決まった。 1968年2月、シングル発売[5]。ビルボード・Hot 100で7位を記録。カナダでは1位、オランダでは5位を記録した。ラッシュは本作品により、第11回グラミー賞(1969年3月開催)で最優秀女性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞にノミネートされた。 BMI調べによる「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」の第21位にランクされた[6]。 その他のカバー・バージョン
脚注
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