新天町 (宇部市)
新天町(しんてんちょう)は山口県宇部市の地名。新天町一丁目と新天町二丁目がある。住居表示施行地域。郵便番号は755-0029(宇部郵便局管区)。 地理宇部市の中心市街地に位置する。西側に真締川、北側に常盤町が接する。商業地域となっており、松山町一丁目交差点から市役所前交差点までの国道190号の南側の通りに全長約300mのアーケード商店街「宇部新天町名店街」、宇部郵便局前交差点から新天町内を抜ける「えびす街」という横丁がある。 地区内に発足した商店街「宇部新天町名店街」を町名の由来としている[2]。同商店街は福岡市の新天町商店街から名付けられており、北九州市小倉北区の魚町銀天街を由来に持つ真締川対岸の商店街「宇部中央銀天街」と対をなしている[2]。 宇部新天町名店街同じ宇部市の中心部にある宇部中央銀天街に比べて、規模は小さいが通りの幅は広い。1988年(昭和63年)5月にアーケードとカラータイルのリニューアルを行い、その際にハミングロード新天町の愛称がつけられた。1999年(平成11年)に核店舗の丸信(地元スーパーマーケットチェーン)が経営破綻し、2003年(平成15年)のレッドキャベツ(地元スーパーマーケットチェーン)開店までしばらく核店舗のない状態が続いた。しかし周辺地域に一定の人口が存在したことや、生活用品店が多かったこと、また、市内唯一の百貨店である宇部井筒屋(山口井筒屋宇部店)や地元衣料品店のエムラ宇部支店(2009年に閉店、着物事業のみ営業中)が周辺にあったことなどから、大きな衰退へは繋がらなかった。そのため、かつて市内で最も賑わっているといわれたものの現在はシャッター通り状態となっている宇部中央銀天街よりも賑わいがあると言われている。商店主の高齢化で廃業・閉店はあるものの、新規店舗の誘致により一定の商店数は保ち続けている。2011年(平成23年)8月には、街の活性化を目的として、歩行距離(全長1290m)でギネス認定された、お化け屋敷「Dead or ALIVE~デッド・オア・アライヴ」がオープン、テレビやマスコミで取り上げられ注目されている。 再開発1980年代、宇部市商業近代化計画により新天町一丁目の街区を一体的に再開発し、図書館や文化施設などが入居する地上9階・地下1階の複合施設「カルチャープラザ」を建設する構想が発表されたが、資金面の調整不足のため計画は中止となった。 その後1991年(平成3年)にカルチャープラザ計画と同じ街区にそごうを核店舗とした地上8階・地下1階の商業棟、地上14階・地下1階のオフィスタワー(高さ約60m)、地上9階・地下1階の駐車場ビルから構成される再開発ビルを建設する構想が示されたが、真締川対岸の宇部中央銀天街や既存百貨店の宇部井筒屋などが反対し、計画は頓挫した。 歴史戦災復興都市計画による土地区画整理事業によって1953年(昭和28年)に誕生した錦町一丁目~六丁目、常盤町一丁目~四丁目の各一部より分離新設された町である。 沿革
町名の変遷
交通鉄道町域内に鉄道は引かれていない。琴芝町のJR西日本琴芝駅が最寄り駅になる。 バス施設
かつて存在した施設
脚注
参考文献
関連項目外部リンク |