揖斐郡

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岐阜県揖斐郡の位置(1.揖斐川町 2.大野町 3.池田町 薄黄:後に他郡に編入された区域 薄緑:後に他郡から編入した区域)

揖斐郡(いびぐん)は、岐阜県

人口60,748人、面積876.44km²、人口密度69.3人/km²。(2024年11月1日、推計人口

以下の3町を含む。

郡域

1897年明治30年)に行政区画として発足した当時の郡域は、以下の区域にあたる。

  • 大垣市の一部(南市橋町)
  • 揖斐川町・大野町の全域
  • 池田町の大部分(白鳥を除く)
  • 安八郡神戸町の一部(西座倉)

歴史

変遷表

自治体の変遷
旧郡 明治以前 明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
町村制施行
明治30年
4月1日
揖斐郡発足
明治30年 - 昭和25年 昭和26年 - 昭和30年 昭和31年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
大野郡 西座倉村 西座倉村 西座倉村 川合村 川合村 川合村 昭和35年1月1日
大野町に編入
昭和35年4月1日
神戸町に編入
神戸町 神戸町
下座倉村 下座倉村 下座倉村 大野町 大野町 大野町
加納村 加納村 加納村
郡家村 郡家村 郡家村
本荘村 本荘村 本荘村
五ノ里村 五ノ里村 五ノ里村
上磯村 上磯村 上磯村
下磯村 下磯村 下磯村
下有里村 下有里村
南方村 南方村 明治8年
改称 下南方村
下南方村
東黒野村 東黒野村 明治8年12月1日
黒野村
黒野村 大野村 昭和7年10月1日
町制 大野町
昭和29年4月1日
大野町
大野町
西黒野村 西黒野村
六里村 六里村 六里村
麻生村 麻生村 麻生村
相羽村 相羽村 相羽村
下方村 下方村 下方村
松山村 松山村 松山村 西郡村 西郡村
志名村 志名村
瀬古村 瀬古村 瀬古村
辻村 辻村
沢村 沢村
牛洞村 牛洞村 牛洞村
中之元村 中之元村 中之元村
野村 野村 豊木村 豊木村 豊木村
西方村 西方村
桜大門村 桜大門村
大野村 大野村
木振村 明治7年9月
稲富村
稲富村 富秋村 富秋村
更地村
西上秋村 西上秋村 上秋村
古川村 古川村 古川村
寺内村 寺内村 寺内村
稲畑村 稲畑村 稲畑村
公郷村 公郷村 明治8年1月
公郷村
公郷村 鶯村 鶯村 鶯村 昭和31年4月1日
大野町に編入
宝来村 宝来村
八木村 八木村
島部村 島部村
大衣斐村 大衣斐村 大衣斐村
小衣斐村 小衣斐村 小衣斐村
北領家村 北領家村 明治8年7月1日
領家村
領家村
南領家村 南領家村
池田郡 羽根村 羽根村 明治8年6月
広瀬村
広瀬村 坂内村 坂内村 坂内村 坂内村 平成17年1月31日
揖斐川町
揖斐川町
西村 西村
北村 北村
坂本村 坂本村 坂本村
川上村 川上村 川上村
池戸村 池戸村 明治8年1月
六合村
春日村 春日村 春日村 春日村 春日村
明治7年9月
分立 滝村
明治7年9月
分立 樫村
下ヶ流村 下ヶ流村
上ヶ流村 上ヶ流村
明治7年9月
分立 谷山村
香六村 香六村 明治8年1月
谷合村
明治15年9月2日
香六村
明治7年9月
分立 小宮神村
明治15年9月2日
小宮神村
川合村 川合村 明治15年9月2日
川合村
中山村 中山村 明治15年9月2日
中山村
寺本村 寺本村 明治8年1月
美束村
種本村 種本村
中郷村 中郷村
日坂村 日坂村 日坂村 久瀬村 久瀬村 久瀬村 久瀬村
三倉村 三倉村 明治8年6月
津倉村
明治15年7月12日
三倉村
三倉村
外津汲村 外津汲村 明治15年7月12日
外津汲村
外津汲村
西津汲村 西津汲村 西津汲村
大野郡 東津汲村 東津汲村 池田郡
東津汲村
乙原村 乙原村 池田郡
乙原村
樫原村 樫原村 池田郡
樫原村
小津村 小津村 池田郡
小津村
東横山村 東横山村 池田郡
東横山村
大正2年4月1日
分立 藤橋村
藤橋村 藤橋村
池田郡 西横山村 西横山村 西横山村
親村 親村 明治8年6月
鶴見村
鶴見村
杉原村 杉原村
大野郡 東杉原村 東杉原村 明治8年6月
東杉原村
池田郡
東杉原村
鬼姫生村 鬼姫生村
徳山村 徳山村 池田郡
徳山村
徳山村 徳山村 徳山村 徳山村 昭和62年4月1日
藤橋村に編入
山手村 山手村
櫨原村 櫨原村
塚村 塚村
池田郡 戸入村 戸入村
門入村 門入村
漆原村 漆原村 明治8年6月
開田村
池田村 池田村
大野郡 名礼村 名礼村 名礼村 谷汲村 谷汲村 谷汲村 昭和31年9月1日
谷汲村
谷汲村
大洞村 大洞村 大洞村
結城村 結城村 明治8年1月
徳積村
徳積村
谷汲村 谷汲村
西村 明治7年9月
深坂村
深坂村
中村
深根村
肥田村
小洞村
上長瀬村 上長瀬村 明治8年1月
長瀬村
長瀬村 長瀬村 長瀬村 長瀬村
下長瀬村 下長瀬村
赤石村 赤石村
府内村 府内村
岐礼村 岐礼村 岐礼村
高科村 高科村 高科村
木曽屋村 木曽屋村 横蔵村 横蔵村 横蔵村 横蔵村 昭和35年1月1日
谷汲村に編入
神原村 神原村
有鳥村 有鳥村
三輪村 三輪村 揖斐町 揖斐町 揖斐町 揖斐町 昭和30年4月1日
揖斐川町
揖斐川町 揖斐川町
上岡島村 上岡島村
下岡島村 下岡島村
大光寺村 大光寺村
小谷村 小谷村
小野村 小野村
志津山村 志津山村
野村 明治7年9月
改称 上野村
清水村 清水村 清水村 清水村 清水村 清水村
島村 島村
福島村 福島村
長良村 長良村
北方村 北方村 北方村 北方村 北方村 北方村
房島村 房島村 房島村 大和村 大和村 大和村
極楽寺村 極楽寺村 極楽寺村
伊尾野村 明治7年9月
上南方村
上南方村
南方村
中津原村 中津原村 明治8年11月
若松村
若松村
仁坂村 仁坂村
池田郡 野中村 野中村 明治8年6月
小島村
小島村 小島村 小島村 小島村
堀村 堀村
大門村 大門村
溝尻村 溝尻村
上野村 明治4年
上野村
上野村
畑尻村
広尾村
東野村 明治7年9月
改称 上東野村
上東野村
岡村 岡村 岡村
和田村 和田村 和田村
市場村 市場村 市場村
瑞岩寺村 瑞岩寺村 瑞岩寺村
白樫村 白樫村 白樫村
新宮村 新宮村 新宮村
黒田村 黒田村 黒田村
脛永村 脛永村 脛永村 養基村 養基村 養基村 昭和31年9月30日
揖斐川町に編入
田中村 田中村 田中村 昭和31年9月30日
池田町に編入
池田町 池田町 池田町
粕河原新田 粕河原新田 明治9年5月
改称 粕河原村
粕河原村
沓井村 沓井村 沓井村
本郷村 本郷村 本郷村 本郷村 本郷村 昭和25年8月1日
温知村
昭和29年5月1日
町制改称 池田町
昭和30年4月1日
池田町
池田町
藤代村 藤代村 藤代村
萩原村 萩原村 萩原村
青柳村 青柳村 青柳村
田畑村 田畑村 田畑村
草深村 草深村 草深村
山洞村 山洞村 山洞村
小寺村 小寺村 小寺村
池田野新田 池田野新田 明治9年5月
改称 池野村
池野村 池田村 池田村
東野村 明治7年9月
改称 下東野村
下東野村
上田村 上田村 上田村
砂畑村 砂畑村 砂畑村
六之井村 六之井村 六之井村
大野郡 杉野村 杉野村 杉野村
安八郡 白鳥村 白鳥村 安八郡
白鳥村
安八郡
北平野村
の一部
昭和25年4月1日
池田村に編入
池田郡 宮地村 宮地村 宮地村 宮地村 宮地村 宮地村
小牛村 小牛村 小牛村
願成寺村 願成寺村 願成寺村
般若畑村 般若畑村 般若畑村
段村 段村 段村
船子村 船子村 船子村
八幡村 八幡村 八幡村 八幡村 八幡村 八幡村
片山村 片山村 明治8年10月
片山村
片山村
江渡村 江渡村
市橋村 一部 市橋村 市橋村
一部 昭和31年4月1日
不破郡赤坂町に編入
昭和42年9月1日
大垣市に編入
大垣市 大垣市

行政

歴代郡長

特記なき場合『揖斐郡志』による(郡制施行以降のみ記載)[7]

氏名 就任年月日 退任年月日 備考
1 山下中二 明治30年(1897年)4月1日 明治31年(1898年)9月1日
2 高橋俊益 明治31年(1898年)9月1日 明治39年(1906年)6月16日
3 竹田喜太郎 明治39年(1906年)6月16日 明治39年(1906年)7月11日
4 大鳥居英太郎 明治39年(1906年)7月11日 明治40年(1907年)9月13日
5 石田安太 明治40年(1907年)9月13日 明治45年(1912年)6月12日
6 齋藤實直 明治45年(1912年)6月12日 大正4年(1915年)4月28日
7 小木利金太 大正4年(1915年)4月28日 大正6年(1917年)5月10日
8 辻寶一 大正6年(1917年)5月10日 大正9年(1920年)6月4日
9 大野勇 大正9年(1920年)6月4日 大正13年(1924年)10月4日[8]
10 黒瀬千尋 大正13年(1924年)10月4日[8] 大正15年(1926年)6月30日 郡役所廃止により、廃官

主な出身者

脚注

注釈

  1. ^ 岐阜県下郡廃置及郡界変更法律(明治29年4月20日法律第86号)施行による[1]
  2. ^ 町村廃置分合(明治30年3月31日岐阜県告示第58号)による[2]
  3. ^ 法制度上は久瀬村を廃止して大字乙原・三倉・東津汲・西津汲・外津汲・日坂・小津・樫原の区域を以って久瀬村を、大字東横山・西横山・東杉原・鶴見の区域を以って藤橋村を設置[6]

出典

  1. ^ 法令全書. 明治29年』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(内閣官報局)、164-165頁。
  2. ^ 岐阜県令達全書. 明治30年』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(岐阜縣知事官房、1898年(明治31年)10月18日発行)、167-178頁。
  3. ^ 岐阜県揖斐郡教育会 1924, p. 293.
  4. ^ 各地方ニ於ケル「マラリア」ニ関スル概況』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(内務省衛生局保健衛生調査室編、1919年(大正8年)10月13日発行)、150頁。
  5. ^ 岐阜県揖斐郡教育会 1924, p. 318.
  6. ^ 分村」『官報』第2899号、1922年4月5日、120頁。 
  7. ^ 岐阜県揖斐郡教育会 1924, pp. 295–296.
  8. ^ a b 授爵敍任及辭令」『官報』第3637号、1924年10月6日、130頁。 

参考文献

  • 岐阜県揖斐郡教育会 編『揖斐郡志』揖斐郡教育会、1924年12月31日https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1019725 オープンアクセス
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 21 岐阜県、角川書店、1980年9月1日。ISBN 4-04-001210-0 
  • 岐阜県市町村合併等経過一覧表 - ウェイバックマシン(2014年8月8日アーカイブ分)、岐阜県地域計画局市町村室
先代
池田郡大野郡
行政区の変遷
1897年
次代
(現存)