成安造形短期大学

成安造形短期大学
大学設置 1950年
創立 1920年
廃止 2006年
学校種別 私立
設置者 学校法人大阪成蹊学園
本部所在地 京都府長岡京市調子1-25-1[注釈 1]
学部 服飾文化学科
造形芸術科
研究科 造形芸術専攻
服飾文化専攻
テンプレートを表示

成安造形短期大学(せいあんぞうけいたんきだいがく、英語: Seian Junior College of Art and Design[注釈 2])は、京都府長岡京市調子1-25-1[注釈 1]に本部を置いていた日本私立大学である。1950年に設置され、2006年に廃止された。

概要

大学全体

建学の精神(校訓・理念・学是)

  • 成安造形短期大学の建学の精神はその由来は「成安」の名にこそある。「成」とは、成し遂げること。「安」とは、安寧であること。 つまり 「成安」とは人の和を大切に、一人ひとりが自己の使命を追求し、全うし続けることを通じて、心安らぐ平和な社会をつくることに貢献するという意味である。

教育および研究

  • 1920年、教育者の瀬尾チカ(1887年12月30日 - 1956年11月20日没)の創立による成安裁縫学校が起源となっていることから、開学以来とりわけ被服や服飾デザイン関連の教育には力をいれていた。
  • ファッションおよび造形美術やデザインに関する専門教育が行われていた。

学風および特色

  • 元々は、女子短大であったが共学化された。
  • 学生の一大イベントとしてファッションショーが催された。

沿革

基礎データ

所在地

象徴

  • 成安造形短期大学のカレッジマークは右記資料にあり[55]

教育および研究

組織

学科

学科の変遷
  • 被服科
    • 第一部→服飾文化学科
    • 第二部 入学定員80名[注 21]
  • 意匠科→造形芸術科

専攻科

  • 造形芸術専攻 入学定員35名[注 22]
  • 服飾文化専攻 入学定員30名[注 23]

別科

  • 被服専修
    • 第一部→被服専修 入学定員40名[58]
    • 第二部 入学定員40名[注 24]

取得資格について

附属機関

  • 総合芸術研究所
  • 附属図書館

研究

  • 『成安女子短期大学紀要』[62]
  • 『成安造形短期大学紀要』[注釈 2]

学生生活

学園祭

  • 成安造形短期大学の学園祭は「白妙祭」と呼ばれていた。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

大学関係者

歴代学長

施設

  • 女子学生を対象とした学生寮があった。

対外関係

他大学との協定

系列校

社会との関わり

  • 公開講座を執り行っていた。

卒業後の進路について

編入学・進学実績[64]

関連項目

関連サイト

注釈

注釈グループ

  1. ^ a b 現在は、立命館中学校・高等学校の所在地となっている。
  2. ^ a b 出典[63]
  3. ^ a b 平成15年度より学生募集停止[1]
  4. ^ a b 出典[3]
  5. ^ a b 現在の文部科学省
  6. ^ a b 右記資料が増設された旨の記載の初見となっている[16]
  7. ^ a b c d 出典[17]
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q のみ
  9. ^ 出典[35]。右記資料にも移転の記載あり[36]
  10. ^ a b 最終募集となった2002年における体制[54]

補足

  1. ^ うち私立短期大学132校
  2. ^ ただし、第二部は廃止。
  3. ^ 短期大学名京都成安短期大学
  4. ^ 出典[4][5][6]
  5. ^ 出典[7][8]
  6. ^ 出典[9][10][11]
  7. ^ 出典[12][13]
  8. ^ これにより、被服科第一部は被服科に改称。
  9. ^ 出典[20]。これにより、被服専修第一部は被服専修に改称。
  10. ^ 出典[21]。なお、既存の被服科の入学定員については、80→60に減員[22]
  11. ^ 出典[24][25]昨年度の資料[26]及び本年度のそれ[27]も其々参照のこと。
  12. ^ 出典[29]昨年度の資料[30]及び本年度のそれ[31]も其々参照のこと。
  13. ^ 出典[38][39]昨年度の資料[40]及び本年度のそれ[41]も其々参照のこと。
  14. ^ 出典[45]。うち1回生 507[46]
  15. ^ 出典[47]昨年度の資料[48]及び本年度のそれ[49]も其々参照のこと。
  16. ^ うち24
  17. ^ うち男16
  18. ^ うち男56
  19. ^ うち男42
  20. ^ うち男87
  21. ^ 出典[56]。学生募集の最終年は目下不詳。
  22. ^ 出典[57]大学評価・学位授与機構
  23. ^ 大学評価・学位授与機構
  24. ^ 最終募集となったとされる1956年における体制[59]
  25. ^ おおむね1998年度入学生まで[60]。当初は、被服科第一部・第二部において中学校教諭ほか高等学校教諭免許状(家庭)の教職課程を併設[61]

出典

  1. ^ a b 文教協会'2003.
  2. ^ 官報 1950年09月14日より。
  3. ^ 文教協会'2007.
  4. ^ 文部省a, p. 32.
  5. ^ 文部省b, p. 1.
  6. ^ 日本教育年鑑より。
  7. ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
  8. ^ 旺文社1950-01, p. 89.
  9. ^ 文部省c, p. 4.
  10. ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
  11. ^ 日本大学大鑑 1977年版より。
  12. ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
  13. ^ 文部省d, p. 8.
  14. ^ 官報 1950年12月22日より。
  15. ^ 学校法人名簿 昭和32年度より。
  16. ^ 短期大学一覧 昭和28年度 (短期大学資料)より。
  17. ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
  18. ^ 文部省'54, p. 1379.
  19. ^ 短期大学一覧 昭和32年度 (短期大学資料 ; 第18号)-16コマ目-より。
  20. ^ 短期大学一覧 昭和32年度 (短期大学資料 ; 第18号)-22コマ目-より。
  21. ^ 大学資料 (11)より。
  22. ^ 短期大学一覧 昭和33年度 (短期大学資料 ; 第19号)より。
  23. ^ 文部省'58, p. 23.
  24. ^ 短期大学一覧 昭和42年度 (短期大学資料)より。
  25. ^ 大学資料 (22)より。
  26. ^ 短期大学教育 (20)より。
  27. ^ 短期大学教育 (22)より。
  28. ^ 文部省'67, p. 38.
  29. ^ 文部省大学局技術教育課'1976.
  30. ^ 短期大学教育 (33)より。
  31. ^ 短期大学教育 (34)より。
  32. ^ 文部省'76, p. 48.
  33. ^ 全国短期大学一覧 昭和56年度より。
  34. ^ 全国学校総覧 昭和57年版より。
  35. ^ 府政ガイドブック -昭和62年度版-より。
  36. ^ 大学創造 (1)より。
  37. ^ 文教協会'1987, p. 187.
  38. ^ 文教協会'1988.
  39. ^ 大学資料 (106)より。
  40. ^ 短期大学教育 (44)より。
  41. ^ 短期大学教育 (45)より。
  42. ^ 文部省'88, p. 68.
  43. ^ 文教協会'1990.
  44. ^ 文部省'90, p. 70.
  45. ^ 文部省'92, p. 74.
  46. ^ 旺文社'1992.9, p. 356.
  47. ^ a b 文教協会'1993.
  48. ^ 短期大学教育 (49)より。
  49. ^ 短期大学教育 (50)より。
  50. ^ 文部省'93, p. 76.
  51. ^ 文部省'94, p. 78.
  52. ^ 文部省'99, p. 76.
  53. ^ 文教協会'2001.
  54. ^ a b 文教協会'2002.
  55. ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 253.
  56. ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)より。
  57. ^ a b 旺文社'2000.05, p. 326.
  58. ^ 文教協会'1987, p. 194.
  59. ^ 短期大学一覧 昭和31年度 (短期大学資料)より。
  60. ^ 梧桐書院'1998.3, p. 416.
  61. ^ 文部省e, p. 43.
  62. ^ 成安女子短期大学紀要より。
  63. ^ 成安造形短期大学紀要より。
  64. ^ 旺文社'2000.05, p. 454.

参考文献

1949年短大設置申請分

教員養成機関

全国学校総覧

全国短期大学高等専門学校一覧

日本の私立短期大学

蛍雪時代

短期大学案内(梧桐書院)