悪魔はいつもそこに
『悪魔はいつもそこに』(原題:The Devil All the Time)は、2020年に配信されたアメリカ合衆国のスリラー映画である。監督はアントニオ・カンポス、主演はトム・ホランドが務めた。本作はドナルド・レイ・ポロックが2011年に上梓した小説『The Devil All the Time』を原作としている。 概略オハイオ州ノッケンスティフ。アーヴィン・ラッセルは自分とその家族を守るべく、亡き父にまつわるトラウマを克服しようとしていた。そんなアーヴィンの周りに邪悪な者たち―強盗で生計を立てるカップル、腐敗した保安官、俗世の欲にまみれた牧師―が集ったとき、世にもおぞましい惨劇が引き起こされてしまう。 キャスト※括弧内は日本語吹き替え。
日本版スタッフ
製作2018年9月6日、アントニオ・カンポス監督の新作映画にトム・ホランド、ロバート・パティンソン、ミア・ワシコウスカ、クリス・エヴァンスが起用される見込みだと報じられた[2]。2019年1月、ビル・スカルスガルドとエリザ・スカンレンの出演が決まった[3]。2月14日、スケジュールの都合でエヴァンスが降板することになり、セバスチャン・スタンが代役として起用されたとの報道があった[4]。20日、ヘイリー・ベネット、ライリー・キーオ、ジェイソン・クラークの起用が発表された[5]。3月、ハリー・メリングがキャスト入りした[6]。 撮影・音楽本作の主要撮影は2019年2月19日にアラバマ州バーミングハムで始まり、同年4月19日に終了した[7]。11月20日、ダニー・ベンジーとソーンダー・ジュリアーンズが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[8]。2020年9月16日、ABKCOレコーズが本作のサウンドトラックを発売した[9] マーケティング2020年8月3日、本作の劇中写真が初めて公開された[10]。13日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。 評価本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには156件のレビューがあり、批評家支持率は65%、平均点は10点満点で6.3点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『悪魔はいつもそこに』のストーリーは人間の暗部へと沈潜していくばかりで、鑑賞が苦痛に感じられる者もいるだろう。しかし、出演者たちの見事な演技のお陰で、その欠点は相殺されている。」となっている[12]。また、Metacriticには36件のレビューがあり、加重平均値は54/100となっている[13]。 出典
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