忠北線

忠北線
ムグンファ号
基本情報
国	大韓民国
種類	幹線鉄道
起点	鳥致院駅
終点	鳳陽駅
駅数	19駅
路線番号	306
開業	1921年11月1日
所有者	大韓民国政府 （委任：国家鉄道公団）
運営者	韓国鉄道公社
路線諸元
営業キロ	113.6 km
軌間	1,435 mm（標準軌）
線路数	1・2
複線区間	鳳陽駅～清州駅
電化方式	交流25,000V, 60Hz
最高速度	120 km/h
路線図

忠北線
各種表記
ハングル：	충북선
漢字：	忠北線
発音：	チュンブクソン
日本語読み：	ちゅうほくせん
英語：	Chungbuk Line

路線図

凡例 京釜線 0.0 鳥致院 京釜線 許晩石路 鳥川 五松線 4.4 五松（京釜高速線・湖南高速線） 地方道第508号線 美湖川 7.6 美湖 水石川 京釜高速道路 国道第17号線 11.4 清州 地方道第507号線 石南川 中部高速道路 西清州 無心川 清州（旧駅） 井下 国道第17号線 国道第17号線 21.5 梧根場 八結路 24.4 清州空港 墨坊川 地方道第511号線 徳岩川 28.8 内秀 石花川 琴巌 国道第36号線 36.6 曽坪 地方道第540号線 三岐川 国道第34号線 文芳川 宝崗川 国道第36号線 42.8 道安 地方道第508号線 国道第36号線 文岩 51.5 甫川 馬松川 地方道第533号線 馬松トンネル 上唐 九安川 国道第37号線 九安川 所余川 陰城川 59.6 陰城 地方道第516号線 国支道49号線 閑筏川 64.1 蘇伊 地方道第599号線 71.9 周徳 地方道第599号線 中部内陸高速道路 78.9 達川 地方道第525号線 国道第3号線 達川 中院大路 82.7 忠州 忠州川 国支道82号線 忠原大路 88.1 牧杏 南漢江 地方道第532号線 92.7 東良 山尺 人灯トンネル 100.6 三灘 堤川川 堤川川 106.4 公田 院朴川 周浦川 周浦川 硯朴 周浦川 長坪川 中央線 115.0 鳳陽 中央線

忠北線（チュンブクせん）は、大韓民国世宗特別自治市にある鳥致院駅から忠清北道堤川市にある鳳陽駅までを結ぶ韓国鉄道公社（KORAIL）の鉄道路線である。

路線データ

• 路線距離：115.0km
• 軌間：1435mm（標準軌）
• 駅数：19駅（起終点駅含む）
• 複線区間：五松駅 - 鳳陽駅間 110.6km
• 電化区間：全線（交流25kV,60Hz）
• 最高速度:120km/h

概要

韓国中部を横断し、京釜線と中央線を連絡する路線である。沿線に忠清北道の二大都市である清州市・忠州市がある。

旅客列車は、全列車が終点の鳳陽駅から中央線に乗り入れ、堤川駅発着となっている。ほとんどの列車が大田 - 堤川間を結ぶムグンファ号（一部ヌリロ）であるが、京釜線東大邱駅と中央線栄州駅を結ぶムグンファ号、五松線経由で京釜線ソウル駅と堤川駅を結ぶヌリロも少数ながら設定されている。また、観光列車「O-train」も当路線を経由する。

歴史

日本統治時代は朝鮮鉄道（私鉄）の路線であった。

• 1920年3月：朝鮮中央鉄道株式会社により鳥致院 - 清州（旧駅）間が着工。
• 1921年11月1日：鳥致院 - 清州（旧駅）間が開通。
• 1923年4月28日：清州（旧駅） - 清安（現・曽坪駅）間が開通。
• 1923年9月1日：朝鮮中央鉄道ほか5社の合併により朝鮮鉄道が成立[1]。
• 1928年12月25日：清安 - 忠州間が開通。
• 1945年10月1日：清安駅を曽坪駅に改称。
• 1946年5月17日：朝鮮鉄道株式会社が国有化され、国鉄に編入される。
• 1956年4月11日：牧杏駅開業。
• 1956年6月29日：月谷駅、松亭駅を美湖駅、西清州駅に改称。
• 1957年9月6日：上唐駅開業[2]。
• 1958年5月15日：忠州 - 鳳陽間開通により全線開通。
• 1959年1月1日：山尺駅、東良駅、公田駅開業。
• 1959年2月15日：三灘駅開業。
• 1960年12月25日：道安駅開業。
• 1967年5月1日 : 文岩駅開業[3]。
• 1974年6月1日：文岩駅廃止[4]。
• 1974年8月15日：上唐駅、美湖駅廃止。
• 1974年12月5日：五松駅、井下駅廃止[5]。
• 1975年10月20日：複線化工事着工。
• 1977年9月5日：五松駅再開業[6]。
• 1980年10月14日：山尺駅廃止。
• 1980年10月17日：複線化工事完了。丁峰駅 - （旧）清州駅 - 梧根場駅間のルートを現在のものに変更（丁峰駅は現在の清州駅に改称）。
• 1992年5月1日：大田 - 堤川間にてムグンファ号運行開始。
• 1997年5月：電化工事着工。
• 2000年9月14日：清州空港駅開業。
• 2004年12月30日：電化工事完了。
• 2006年10月31日：堤川 - 鳥致院間のムグンファ号運行終了。
• 2006年11月1日：大田 - 堤川間のムグンファ号増便。
• 2010年3月31日：ソウル - 堤川間ヌリロ運行開始。
• 2010年11月1日：五松駅に全列車が停車するようになる。
• 2012年9月17日：ヌリロの運行終了。
• 2013年5月15日：中部内陸循環列車の運行開始。
• 2014年5月1日：東大邱 - 栄州間のムグンファ号運行開始。
• 2014年8月18日：中部内陸循環列車運行中止。
• 2015年6月2日：中部内陸循環列車 運行再開。
• 2015年12月31日：ソウル - 堤川間のヌリロ運行再開。
• 2016年1月1日：大田 - 堤川間のムグンファ号減便、同区間にヌリロ運行開始。
• 2016年12月9日：ヌリロ全列車がムグンファ号に置き換え。
• 2018年7月1日：ソウル・大田 - 堤川間のヌリロ運行再開。
• 2019年4月17日：路線番号が306番に変更される[7]。

駅一覧

• ●：全列車停車、▲：一部列車停車、|：全列車通過

駅名			駅間キロ (km)	累計キロ (km)	駅 等級	駅種別	ム グ ン フ ァ	ヌ リ ロ	接続路線	所在地
日本語	ハングル	英語
鳥致院駅	조치원역	Jochiwon	0.0	0.0	2級	普通駅	●	●	韓国鉄道公社：京釜本線	世宗特別自治市
五松駅	오송역	Osong	4.4	4.4	3級	普通駅	●	●	韓国鉄道公社：京釜高速線・湖南高速線（KTX/SRT）・五松線	忠清北道	清州市	興徳区
清州駅	청주역	Cheongju	7.0	11.4	2級	普通駅	●	●
梧根場駅	오근장역	Ogeunjang	10.1	21.5	3級	普通駅	●	●				清原区
清州空港駅	청주공항역	Cheongju Int'l Airport	2.9	24.4	無配置簡易駅		●	●
内秀駅	내수역	Naesu	4.4	28.8	無配置簡易駅		|	|
曽坪駅	증평역	Jeungpyeong	7.8	36.6	3級	普通駅	●	●			曽坪郡
道安駅	도안역	Doan	6.2	42.8	3級	普通駅	|	|
甫川駅	보천역	Bocheon	8.7	51.5	配置簡易駅		|	|			陰城郡
陰城駅	음성역	Eumseong	8.1	59.6	3級	普通駅	●	●
蘇伊駅	소이역	Soi	4.7	64.1	3級	普通駅	|	|
周徳駅	주덕역	Judeok	7.8	71.9	3級	普通駅	●	●			忠州市
達川駅	달천역	Dalcheon	7.0	78.9	3級	普通駅	|	|
忠州駅	충주역	Chungju	3.8	82.7	3級	普通駅	●	●	韓国鉄道公社：中部内陸線
牧杏駅	목행역	Mokhaeng	5.6	88.1	3級	普通駅	|	|
東良駅	동량역	Dongnyang	4.6	92.7	3級	普通駅	|	|
三灘駅	삼탄역	Samtan	7.9	100.6	3級	普通駅	▲	▲
公田駅	공전역	Gongjeon	5.8	106.4	3級	普通駅	|	|			堤川市
鳳陽駅	봉양역	Bongyang	8.6	115.0	3級	普通駅	|	|	韓国鉄道公社：中央本線

脚注

1. 朝鮮鉄道成立（東亜日報、1923年9月3日）
2. 大韓民国官報交通部告示第497号（1957年9月6日）
3. 大韓民国官報鉄道庁告示第325号（1967年4月26日）
4. 大韓民国官報鉄道庁告示第24号（1974年5月22日）
5. 大韓民国官報鉄道庁告示第52号（1974年12月4日）
6. 大韓民国官報鉄道庁告示第30号（1977年9月1日）
7. 国土交通部告示第2019-173号（2019年4月17日）

関連項目

• 忠清圏広域鉄道