志文駅(しぶんえき)は、北海道岩見沢市志文本町(ほんちょう)1条4丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線の駅である。電報略号はフン。事務管理コードは▲130337[4]。
かつては万字線の分岐駅であった。
歴史
上段:1976年の志文駅北側周囲約1㎞範囲。上が岩見沢方面で、駅から真っ直ぐ敷かれているのが建設当初からの本来の室蘭本線、左にカーブして向かっているのが昭和36年から使用開始した別線だが、複線としての使用ではなく、どちらも双方向扱いであった。現在は別線側が本線として使用されており、本来の本線側は撤去され、一部が
室蘭本線跡地緑地として整備されている。
下段:志文駅と周囲約1㎞範囲。右へ90°以上の大カーブを描いているのが万字線の万字炭山方面。
上段下段共に
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
駅名の由来
所在地名より。アイヌ語の「スプンペッ(supun-pet)」(ウグイ・川)から[8]。
駅構造
- 島式ホーム2面4線のうち万字線廃止にあたり外側の2線を撤去して出来た相対式ホーム2面2線の地上駅である。
- 現在の1番ホーム、2番ホームは万字線廃止以前はそれぞれ2番ホーム、3番ホームとなっていた。(万字線のりばが1番ホームであり、現在の駅舎がある位置にあった)
- 岩見沢駅管理の無人駅。
- 古くからの駅舎はすでに撤去されており現在は簡便なものが建っている。
のりば
番線 |
路線 |
方向 |
行先
|
1
|
■室蘭本線
|
上り
|
苫小牧・糸井方面
|
2
|
下り
|
岩見沢方面
|
-
ホーム(2017年7月)
-
跨線橋(2017年7月)
-
駅名標(2017年7月)
利用状況
乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺
駅舎のある東側は住宅地や工業団地が開発された一方、線路を挟んだ西側は完全な田園地帯である。
その他
- 有人駅時代の1982年夏頃から翌年にかけ、「志文」という駅名が「大志ある若者よ、文は人なり」のことわざに通じる事から縁起をかついで全国の乗車券マニアや受験生が相次いで志文駅の入場券や乗車券を購入し入場券売上が通常月30-40枚程度から一日30-40枚の売上を見せ万字線廃線が近くなるにつれ売れ行きが上昇し本州からも入場券購入希望の手紙が寄せられる盛況を見せた[10]。
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 室蘭本線
- 栗沢駅 - 志文駅 - 岩見沢駅 (A13)
脚注
出典
JR北海道
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
志文駅に関連するカテゴリがあります。
外部リンク