徳川彦左衛門
徳川 彦左衛門(とくがわ ひこざえもん)は、アニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の登場人物。 声優は、オリジナルでは永井一郎、リメイクアニメシリーズでは麦人。『SPACE BATTLESHIP ヤマト』での俳優は西田敏行。 キャラクター解説宇宙戦艦ヤマトの初代機関長。ふくよかな体格に頭頂部まで禿げ上がった白髪、白い眉、白い口髭、そして髪とつながっている白い顎鬚が特徴。 ヤマト乗艦前から地球艦隊で沖田十三と共に戦ってきた、昔ながらの戦友かつ一番の理解者。宇宙船機関士としての長年の経験や知識を活かし、地球で最初の波動エンジンの管理を任され、ヤマト機関長に就任した。ヤマトの心臓部・土台ともいうべき機関室から、その屋台骨を支える。 第1作『ヤマト』の序盤では第一艦橋で機関を遠隔操作・監視していたが、徳川を後に反乱を企てる予定の人物と誤解した脚本家が「そういう人物が第一艦橋にいるのは具合が悪い」と判断し、機関室へ下がらせた。詳細は藪助治#宇宙戦艦ヤマトおよび宇宙戦艦ヤマト#未使用設定の項を参照。 劇中での登場
リメイクアニメ『ヤマト』のリメイク作品である『宇宙戦艦ヤマト2199』を初作とする本シリーズでは、立場が機関科士官の三等宙佐と定められている。容姿も目が大きくされ、頭部の形状も変えられたほか、体格も下腹の出具合が若干抑え気味に変更されている。リデザイン担当は結城信輝[7]。 部下からは「おやっさん」と呼ばれている。 劇中での登場(リメイクアニメ)
SPACE BATTLESHIP ヤマト第1作の実写映画である本作でも、原作通り機関長の立場にあるが、第一艦橋にはおらず、常に機関室に勤務している。 原作と同じく沖田とは戦友の間柄であり、また本作では古代兄弟とも知己である。劇中では営倉入りした古代の元を訪れ、佐渡とともに3人で酒を酌み交わしている。終盤のデスラー艦による奇襲攻撃により、『さらば』とほぼ同じ形で、機関室内で機関状況の報告をしつつ戦死する。 家族息子に、長男の彦七(声 - 野村信次〈『ヤマト』〉、吉開清人〈『2199』〉)と次男の太助(声 - 古谷徹〈『ヤマト』〉、岡本信彦〈『2199』〉) がいる。太助は、ヤマト機関室勤務の乗組員として『新たなる旅立ち』以降に登場するが、同作の劇中で自己紹介の際に「長男」と口にしてしまう(シナリオ最終稿では長男と明言されていない[9])。彦七・太助ともに詳細な年齢の設定がなかったため、それだけで即矛盾とはならないが、子持ちの既婚者である彦七より訓練学校の卒業直後である太助[10]が年上という無理のある設定となってしまった。彦七は第1作『ヤマト』にのみ登場するうえ、原典のシリーズにおいて両者が共通の作品に登場したことはなく、『新たなる旅立ち』の制作時に彦七の存在が考慮されていたかも不明。『完結編』[11]・PSゲームシリーズ・『2199』[12]では、太助が次男と訂正されている。 彦七には妻の菊子(声 - 千々松幸子〈『ヤマト』〉、三浦綾乃〈『2199』〉)と娘のアイ子(声 - 麻上洋子〈『ヤマト』〉、小松未可子〈『2199』〉)がいる。アイ子は、彦左衛門にとっては目に入れても痛くないほどにかわいい孫である。 脚注
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia