広島第一劇場
広島第一劇場(ひろしまだいいちげきじょう)は、かつて広島県広島市中区薬研堀9-2にあったストリップ劇場。2021年5月20日に営業を終了した[1][2]。建物は2021年6月に取り壊された[1]。 歴史1975年(昭和50年)8月[3]1日に開館した。 広島第一劇場の営業開始当時は全国に約200軒のストリップ劇場があり、1985年(昭和60年)ごろには広島県内にストリップ劇場は4軒あったが、2021年4月現在、中国地方では第一劇場のみだった[4]。 2017年(平成29年)1月31日にいったんは閉館したが、同年4月1日より2018年(平成30年)2月20日までの期間限定で営業を再開した。その後、2018年5月31日まで、2018年8月31日までと、期間を変更している。これは、地権者の土地利用計画の進行状況に伴い、劇場に対し新たな借地契約(3か月単位)が順次提案され、少しでも永く営業を継続できるよう受諾したため、と告知している[5]。 2021年(令和3年)5月20日、最後の公演が行われ、営業が終了した[6]。 同年、広島第一劇場のネオン看板が、静岡県伊東市のまぼろし博覧会へと移された[7]。 特色2020年(令和2年)時点で中国地方唯一のストリップ劇場であった。また、第一劇場グループの6館(徳山第一劇場、岡山第一劇場、高松第一劇場、神戸第一劇場、福山第一劇場、広島第一劇場)の中で、最後まで営業を続けていた劇場である[8][9][10][11]。 劇場の表看板には「○○舞姫 名前」という形で、当該週の出演者の名前がキャッチフレーズとともに掲示されている。このキャッチフレーズは、(一部を除き)他の劇場で見たり聞いたりしない、広島第一劇場独自のものである。[独自研究?] 構造
ストリップ劇場としては珍しく、女性トイレが男性トイレと分けて設置されている。座席は、全て本舞台へ向いた全57席。本舞台は、幅、奥行きとも広く、天井は高く、国内最大クラスで、大きな演技を行うのに支障のない作りとなっている。ホール中央の前盆と本舞台の間には、前盆と同サイズの中盆があり、双方とも回転が可能。一時、前盆の駆動機構が故障し、回転しなくなった際、社長が修理業者を探し回ったが見つからず、最終的に自動車修理業者が中盆の部品を使用して修理した[8]。また、前盆と中盆の上手・下手には、1段低い半円の回転しない盆がある、独特なものである[12]。 交通アクセス関連作品脚注
外部リンク
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