川井地域バス(かわいちいきバス)は、岩手県宮古市(旧下閉伊郡川井村)が運営する廃止代替バス(自治体バス)。市所有の白ナンバーバスを使用し、運転業務は川井交通に委託している。川井村時代は川井村営バスという名称であったが村の例規では「村民バス条例」となっており、村民バスと呼ばれていた。また、東北地方では初の自治体運営バスである。
沿革
川井地域バス
朝に江繋の車庫を出庫し、夜に入庫する運用が組まれているが、折返し待機は基本的には川井で行われ、陸中川井駅に隣接するスクールバス等の車庫に入庫する。
小国線
- 川井 - 江繋 - 小国 - 道又経由または大仁田経由へ直通
- 川井 - 江繋 - 小国
- 江繋 - 小国 - 大仁田経由へ直通
道又経由
- 小国線より - 小国 - 高森 - 道又 - 新田
大仁田経由
- 小国線より - 小国 - 関根 - 大仁田 - 新田
川内線
- 川井 - 片巣 - 箱石- 鈴久名 - 川内 - やまびこ館
やっほう号
2021年11月1日に患者輸送バスが川井地域バスに統合され新設。上記のバス路線とは異なり運行日が限られている。
区界線
- 平日の火曜日のみ1.5往復運行。
桐内線
- 平日の月曜日のみ1.5往復運行。
新田線
- 陸中川井駅 - 戸草 - 小国 - 関根 - 大仁田 - 新田
- 平日の水曜日のみ1.5往復運行。
道又線
- 陸中川井駅 - 戸草 - 永田 - 小国 - 道又
- 平日の金曜日のみ1.5往復運行。
蟇目川井線
- 新里地域バス蟇目川井線と共同運行。
- 平日の水曜日のみ1.5往復運行。蟇目→川井便は月曜日から金曜日までの平日に片道運行。
夏屋線
- 陸中川井駅 - 川内 - やまびこ館 - 夏屋終点
- 平日の木曜日のみ1.5往復運行。
廃止路線
- 遠野線
- 門馬線
- 葛部沢口 - 平津戸駅口 - 松草 - 田代 - 区界
他交通機関との接続
- 国道106号上で岩手県北バスの106急行バスと路線重複している。
- 但し、乗り換え可能な箇所は「中川井」停留所(岩手県北バス「川井」停留所)、箱石駅前(岩手県北バス「箱石」停留所)、平津戸駅前(岩手県北バス「平津戸」停留所)、松草駅前(岩手県北バス「松草」停留所)、区界バス停(岩手県北バス「区界」停留所)、腹帯駅前(岩手県北バス「腹帯」停留所)、茂市バス停(岩手県北バス「茂市」停留所)、蟇目バス停(岩手県北バス「蟇目」停留所)の8箇所である。
- 始発の「川井」停留所は、東日本旅客鉄道(JR東日本)山田線の陸中川井駅前である。岩手県北バス「川井」バス停までは、閉伊川を渡って400mほど歩く。
- 村営バスが恩徳まで運行していた頃は、恩徳で国鉄バス遠野北線(民営化後JRバス東北遠野北線、のち早池峰バス)と連絡していた。恩徳 - 遠野は現在も岩手県交通(遠野市より受託)により運行が継続されている。
川井村営バス時代の車両
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1992年当時の車両
(小国線)
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1998年当時の車両
(小国線)
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1998年当時の車両
(恩徳乗入れ便)
運賃
- 料金
- 大人 100円 (障がい者等 50円)
- 小児 50円 (障がい者等 30円)
- 回数券[3]
- 新里地域バスでの利用も可能。12枚綴り。新里・川井総合事務所、バス車内で販売されている。
- 大人 (中学生以上) 1,000円 (障がい者等 500円)
- 小児 (小学生・幼児) 500円 (障がい者等 300円)
脚注
関連項目
外部リンク
岩手県宮古市 川井地域バス