崔相穆
崔 相穆(チェ・サンモク、韓国語: 최상목、1963年6月7日 - )は、韓国の政治家、官僚。2023年12月より経済副首相兼企画財政部長官を務めており、2024年12月27日からは国務総理(首相)代行と大統領代行を務めている(弾劾訴追を受けた尹錫悦大統領の権限代行を務めていた韓悳洙国務総理が弾劾訴追を受けたことによる代行)[1]。 来歴ソウル特別市で誕生。1982年に五山高等高校を卒業し、ソウル大学法学部へ進学。1986年に卒業した。その後、1996年にコーネル大学大学院で経済学の博士号を取得した[2]。 1985年に第29回行政試験に合格。公職に就き、財政経済部(当時、現在の企画財政部)および金融委員会で勤務した。企画財政部では政策調整局長と経済政策局長を経て、政策協力室長を務めた。 朴槿恵政権で大統領秘書室経済首席室経済金融秘書官、企画財政部第1次官を歴任。尹錫悦政権発足後、初代経済首席秘書官に任命された。 2023年12月29日、尹錫悦大統領によって経済副総理兼企画財政部長官に任命された。 2024年12月27日、尹大統領が宣布した非常戒厳令に端を発する尹大統領弾劾訴追に伴い大統領代行を務めていた韓悳洙国務総理に対する弾劾決議案が可決されたため[3]、同日午後5時19分より韓の大統領権限代行及び国務総理の職務が停止され、政府組織法に基づいて経済副首相兼企画財政部長官の崔が大統領権限代行及び国務総理権限代行に就任した[1][4][5][6]。 大統領代行としての最初の職務は、2日後の12月29日に発生したチェジュ航空2216便事故が発生した務安国際空港への現地視察である。崔は人命救助を最優先に行うよう指示した[7]。 同年12月31日、崔は国務会議で欠員していた憲法裁判所判事の3人のうち、与野党が指名した趙漢暢と鄭桂先を憲法裁判所判事として任命。残る1人も与野党の調整の上で任命するとしている[8]。 出典
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