岡部長和
岡部 長和(おかべ ながより)は、江戸時代後期の大名。和泉国岸和田藩10代藩主。官位は従五位下内膳正。岸和田藩岡部家11代。 略歴9代藩主・岡部長慎の長男として岸和田にて誕生。幼名は直吉、弥次郎。母は側室と言われている。 天保4年(1833年)11月24日、父の隠居で跡を継いだ。天保8年(1837年)の大塩平八郎の乱では、軍を出して大坂城の守備を務めた。藩政では倹約に努めている。天保14年(1843年)、奏者番となる。弘化4年(1847年)の孝明天皇の即位では献金して尽力している。 嘉永3年(1850年)9月24日、44歳で死去した。実子が早くに死去していたため、実弟で養嗣子の長発が跡を継いだ。墓所は大阪府岸和田市の泉光寺。 系譜 |