小波すず
小波 すず(さざなみ すず)は、日本の女性声優。主にアダルトゲームに声をあてている。 人物小波は幼少期から声の高さを自覚しており、周囲からもアニメのような声だといわれることも多かったという[1]。また、授業中に教科書を朗読することが好きだったため、早い時期から声を使った仕事をしたいと考えていた[1]。演技経験がなかった上、養成所に入ろうと決意してから本格的に声優の勉強を始めた[1]。そして、2015年に『PRIMAL×HEARTS2』のモブキャラクター役でアダルトゲームの声優としてデビューを果たした[1]。それから初のメインヒロイン役を演じるまで2年間かかったが、小波はHシーン関連の声や音の出し方がわからなかったため、その2年間でひたすら聞いて学習していたとアダルトゲーム専門誌「BugBug」による2023年のインタビューの中で振り返っている[1]。 2017年以降はサブキャラクターが多いながらも、出演作が増えていった[1]。このうち2018年に出演した『Erewhon』(CLOCKUP)と『ラズベリーキューブ』(まどそふと)は作品の方向性も演じたキャラクターの性格も正反対だからこそ自分で送ったオーディション音源が評価されたのだろうと小波は2023年のインタビューの中で推測している[1]。また、この当時は声優を引退しても残る仕事を一つでも多くこなしたいと奮闘していた時期でもあり、この2作を通じて様々な人々に「小波すず」を認識してもらえたのは本当にうれしかったと前述のインタビューの中で話している[1]。特にCLOCKUPとまどそふとはこの2作が初めてのオーディション参加だったので、そこで合格したことが自分の背中を押したと小波は振り返っている[1]。 演技演技にあたり、小波はゲームのジャンルやヒロインの違いなどを考慮したうえで収録に臨むと「BugBug」とのインタビューの中で話している[1]。たとえば、『恋にはあまえが必要です』(HOOKSOFT,2023年発売)の獅子喰桜雅はやや男らしい性格だが、恋するところで女の子らしさが出るため、いじらしさからくるかわいさを表現するためHシーンでは声を抑え気味にしたという[1]。 また、小波はキャラクターの声を容姿に寄せるとも話しており、たとえば『Erewhon』の永見稀世良の場合、小柄な体格から肺も小さいため、長いセリフをしゃべった後は息継ぎが増えるだろうと想定したという[1]。一方、息継ぎは感情やニュアンスを明確にするという考えから、『FLIP*FLOP 〜RAMBLING OVERRUN〜』(2023年発売)に登場する科学者・月ヶ丘 蘭を演じた際は息継ぎを減らしたものの、恋を知ってからかわいらしさがいっぺんに出るため、当該箇所ははっきりと息継ぎをしたという[1]。 『アンレス・テルミナリア』(2022年)のルチア=ヴァリニャーノを演じた際は、事前にキャラクターを研究してから収録に臨み、ルチアが父親と会った際に泣いたときはスタッフから驚かれたといい、「私としては、主人公の前であんなに泣いていた女の子が、会いたいと思い続けてきたお父さんと再会して泣かない理由がないです!!」と説明してOKをもらったと振り返っている[1]。 出演太字はメインキャラクター。 OVA
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