小手指村
小手指村(こてさしむら)は、埼玉県入間郡にあった村。現在の所沢市西部にあたる。 大正時代に池袋と飯能をむすぶ武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)が開通し、村内東端に小手指駅(現在の西所沢駅)が開業した。 1943年(昭和18年)に所沢町・山口村・富岡村・吾妻村・松井村と合併し、改めて所沢町となり消滅した。 村名の由来日本武尊の東征伝説で、北野村の北野天神社で戦勝祈願をし、篭手をかざしたという伝承より。以来この一帯が小手指原(こてさしがはら)と呼ばれ、鎌倉時代から南北朝時代には新田義貞と鎌倉幕府との戦い(分倍河原の戦い)、足利尊氏と新田義宗との戦い(武蔵野合戦)と2度にわたる小手指原の戦いがあり、さらに北条時行と足利直義との戦い(中先代の乱)により、3度戦場になっている。 地理現在の所沢市上新井・北野・西所沢・けやき台・緑町・松葉町・榎町・青葉台・向陽町・小手指町・小手指元町・小手指南・北野新町・北野南・泉町・弥生町・美原町・花園・北所沢町が、ほぼ旧村域にあたる。 鉄道(1943年の合併消滅時) 隣接していた自治体(括弧内は現在の自治体) 歴史
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