富山県立富山南高等学校(とやまけんりつ とやまみなみこうとうがっこう、英: Toyama Prefectural Toyama Minami High School)は、富山県富山市布市にある公立の高等学校。
設置学科
概要
1974年(昭和49年)設立の比較的新しい学校で、また、県内では初めてデザイナーズ制服(現在とは異なる)を採用したことでも有名。
校訓は「自ら学び、想い、律する」。また、教育目標は「志高く豊かな実践力のある人間を育成する」。
スーパーイングリッシュランゲージハイスクール (SELHi) 指定だったこともあり、「国際社会で活躍する人材」に重点を置いる。しかし、入学者のほとんどが大学進学を志望するため、英語力だけではなく他教科もあわせた総合力に重点をおいている。
山本寛斎デザインの制服を採用し、特に女子に人気が高く、在学生の7割強は女子生徒である。校歌の作曲者は團伊玖磨。
アメリカ、ヨーロッパからの留学生を積極的に受け入れ、姉妹校であるアメリカグラドストーン校への短期/長期留学も行っている。
2年次より「国際コース」が設置される。(2003年 - 2005年度の3年間、文部科学省よりスーパーイングリッシュランゲージハイスクール指定を受けていた)
沿革
- 1974年(昭和49年)
- 4月1日 - 富山県立富山南高等学校設立し、富山市立山室中学校内の一部を仮校舎として開校[1]。なお、これに先立った1期生の入学試験は富山県立富山中部高等学校で行われた。
- 4月9日 - 富山市立山室中学校体育館にて第1回入学式を挙行。最初の入学生は全日制普通科5学級計225名。同時に校訓も制定する[1]。
- 8月20日 - 第1期造成整地工事竣工。
- 1975年(昭和50年)
- 3月31日 - 第2期造成整地工事竣工。
- 4月4日 - 新校舎竣工(A棟・B棟西側)[1]。
- 4月5日 - 富山市立山室中学校仮校舎から新校舎に移転[1]。
- 12月10日 - 体育館竣工[1]。
- 1976年(昭和51年)
- 6月15日 - 校旗樹立、校歌制定式挙行、創校記念日[1]。
- 12月10日 - 校舎増築工事竣工(B棟普通教室)。
- 1977年(昭和52年)3月8日 - 第1回卒業式を挙行(卒業生225名)[1]。
- 1978年(昭和53年)
- 3月1日 - 国旗掲揚塔竣工。
- 6月12日 - 校舎増築工事竣工(C棟特別教室)。
- 12月7日 - 校舎増築工事竣工(B棟普通教室)。
- 1980年(昭和55年)
- 3月13日 - 校舎増築工事竣工(C棟普通教室)。
- 10月31日 - 運動場拡張修復工事竣工。
- 1981年(昭和56年)
- 3月10日 - 校門竣工。
- 3月27日 - 第2体育館竣工。
- 1983年(昭和58年)3月31日 - コミュニティ広場竣工(南苑広場)。
- 1986年(昭和61年)1月16日 - 格技場竣工記念式挙行。
- 1988年(昭和63年)5月7日 - 運動場全面改修、国旗掲揚塔新設、テニスコート・ハンドボールコート新設、校舎敷地全面舗装・植栽整備等完成記念式挙行。
- 1989年(平成元年)11月1日 - 創校15周年を記念して女子制服改定[2]。
- 1991年(平成3年)
- 1995年(平成7年)
- 4月1日 - 国際コース設置[2]。
- 9月27日 - 学習室の設置。
- 1996年(平成8年)3月22日 - トレーニングハウス竣工。
- 1999年(平成11年)3月29日 - 生徒通用門竣工。
- 2000年(平成12年)6月19日 - グラドストーン高校(アメリカオレゴン州)と姉妹校提携[2]。
- 2002年(平成14年)8月19日 - 創校30周年記念事業として全普通教室にエアコン設置。
- 2003年(平成15年)4月1日 - 文部科学省より「SELHi」(スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ ハイスクール)の指定校となる[2](3年間)。
- 2004年(平成16年)3月5日 - 図書館改修工事竣工。
- 2009年(平成21年)
- 2月27日 - 第1体育館耐震補強工事竣工。
- 12月16日 - 第2体育館耐震補強工事竣工。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)
- 1月16日 - 管理特別教室棟(A棟)耐震補強工事竣工。
- 3月27日 - 特別教室棟(C棟)耐震補強工事竣工。
- 2014年(平成26年)
- 2月27日 - 管理特別教室棟(A棟)外壁改修工事竣工。
- 12月17日 - 普通教室棟(B棟)耐震補強工事竣工。
- 2015年(平成27年)4月28日 - 特別教室棟(C棟)及びB棟C棟間渡り廊下・機械室外壁改修工事竣工。
- 2016年(平成28年)3月3日 - 普通教室棟(B棟)及びA棟B棟間渡り廊下外壁改修工事竣工。
- 2022年(令和4年)10月 - 吹奏楽部が第22回東日本学校吹奏楽大会にて高等学校部門金賞を受賞[2]。
- 2023年(令和5年)4月 - 生徒用個人ロッカーを設置[2]。
部活動
- 運動部 - 陸上競技、野球、サッカー、バレーボール(男・女)、バスケットボール(男・女)、バドミントン(男・女)、テニス(男・女)、剣道
- 文化部 - 吹奏楽、文芸、放送、美術、ESS、書道、写真、茶道
- 同好会 - 調理
校歌
作詞:大島文雄、作曲:團伊玖磨
校訓
上記校訓は、以下のような人間形成を願い表現したものである[1]。
- 学ぶ - 生涯にわたって真理の探究を目指す
- 思う - 様々なことを思椎する
- 律する - 自身を統制し主体的に生きる
著名な出身者
アクセス
脚注
- ^ a b c d e f g h i 『北日本新聞』2024年10月24日付21面全面広告『富山県立富山南高等学校創校50周年』より。
- ^ a b c d e f g h 『北日本新聞』2024年10月24日付20面全面広告『富山県立富山南高等学校創校50周年』より。
関連項目
外部リンク