安中駅
安中駅(あんなかえき)は、群馬県安中市中宿にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)信越本線の駅である。 歴史
駅構造単式ホーム2面2線を有する[1]地上駅。木造駅舎を有する。互いのホームは跨線橋で連絡している。1番線と3番線があるが、かつては単式・島式ホーム2面3線で2番線が存在していた。 直営駅(管理駅)で、群馬八幡駅 - 横川駅間の各駅を管理する。2006年にみどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年に営業終了し撤去された。指定席券売機・Suica対応自動改札機が設置されている。 のりば
(出典:JR東日本:駅構内図)
貨物取扱・専用線→「安中貨物」も参照
JR貨物の駅は、車扱貨物の取扱駅となっている。 駅の南側にある東邦亜鉛安中製錬所への専用線があり[1]、福島臨海鉄道小名浜駅から常磐線泉駅を経由して亜鉛焼鉱・亜鉛精鉱輸送が行われている。亜鉛精鉱はトキ25000形貨車、亜鉛焼鉱はタキ1200形貨車が使用され、同一の貨物列車で輸送されている。羽前水沢駅への濃硫酸輸送も行われていたが、2008年(平成20年)に廃止された。 かつてはコンテナ貨物も取り扱っていたが、利用減少に伴い1998年(平成10年)10月より倉賀野駅へのトラック代行輸送に変わり、その後1999年(平成11年)4月1日からトラック代行輸送も廃止され直接倉賀野駅で集配するように改められた。 利用状況JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,664人である[利用客数 1]。 2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
駅周辺駅舎は北に碓氷川、南に碓氷川支流の柳瀬川に挟まれた低地にある。駅付近では碓氷川支流の九十九川も合流しており、安中市[7]や群馬県[8]が公表するハザードマップでは碓氷川氾濫時には駅舎を含め周囲が浸水することが予想されている。中山道安中宿、安中藩安中城を始めとする旧市街地や安中市役所は駅より西側、碓氷川左岸の台地の上にあり2キロメートルほど離れている。南側の谷の斜面に建つのが東邦亜鉛の安中精練所[1]である。駅の南側は関連企業・工場が多く立ち並び工業地帯のようになっている。駅の北側や東側はかつては水田が多かったが、埋め立てて住宅地化されたところも目立つ。特に国道沿いにはロードサイド店舗も出店している。駅の南西側の信越本線磯部方面も宅地化が徐々に進みつつあるが、現在も水田が残るところが多い。 駅のすぐ北側を国道18号が通過している。安中バイパスと呼ばれるバイパスで当駅付近から東(高崎市)方向は片側2車線となっている。駅付近の国道の旧道は東側が県道171号、西側が県道125号へと格下げされた。さらに古く旧中山道と呼ばれる道も残っている。 バス路線駅前にはロータリーがあり、バスとタクシーののりばとなっている。北陸新幹線の安中榛名駅とは7キロメートル離れており、同駅までのバスが発着している。 隣の駅
脚注記事本文
利用状況
関連項目外部リンク
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