宇遠内駅
宇遠内駅(うえんないえき)は、北海道(宗谷支庁)稚内市潮見4丁目にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線の駅(廃駅)である。天北線の廃線に伴い、1989年(平成元年)5月1日に廃駅となった。 歴史1955年(昭和30年)に行われた当地付近(富岡地区)への稚内商業高校(→稚内商工高校を経て現在は稚内高校へ統合、現在は稚内大谷高校校舎)の移転、付近への住宅・商店の進出に伴い設置された[2]。 年表
駅名の由来現在のウエンナイ川のアイヌ語名、「ウェンナイ(悪い・川)」より[3]。道内諸地の同様の地名と同様、何が悪いのかは忘れられているが、アイヌ語研究者の永田方正は「赤水にして魚上らず」と、水が悪かったらしいことを記している[3]。 駅構造廃止時点で、1面1線の単式ホームと線路を有する地上駅であった。ホームは、線路の北側(南稚内方面に向かって右手側)に存在した[4]。南稚内方(西側)にスロープを有し[4]、道路に連絡していた。 仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は存在しなかったが傍らに待合室と思われるプレハブ小屋が有った。 駅周辺
駅跡当駅付近の廃線跡は稚内市道の「天北通」に転用され、2001年(平成13年)時点では跡形も無く[6]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[7]。 隣の駅脚注注釈出典
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