浅茅野駅
浅茅野駅(あさじのえき)は、北海道(宗谷支庁)宗谷郡猿払村字浅茅野にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)天北線の駅(廃駅)である。電報略号はチノ。事務管理コードは▲121910[3]。 歴史
駅名の由来1973年に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では「この付近には泥炭地が多く、たけの低いカヤが生えているので[9]」名付けたとしている。 駅構造廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(南稚内方面に向かって左手側)に存在した[2]。かつては、2面2線の相対式ホームを有する列車交換が可能な交換駅であった。1983年(昭和58年)時点では、使われなくなった外側の1線は交換設備運用廃止後も側線として残っていた[2]。そのほか本線の南稚内方から分岐し駅舎北側の切欠き部分の貨物ホームへの貨物側線を1線、また本線の音威子府方から分岐した分岐器が撤去され、途中に車止めの置かれた行き止まりの側線を1線有していた[2]。 無人駅となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム中央部分に接していた。木造板張りの駅舎であった[2]。 利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
駅周辺
駅跡周辺の線路跡は、浜頓別駅跡から猿払駅跡までが「北オホーツクサイクリングロード」に転用されている[12]。 2001年(平成13年)時点では、交流センターの裏手にホームだけ残存していた[12]。2010年(平成22年)時点でも同様であった[13]。 また、駅名標の枠から取り外された駅名表示部分は、鬼志別駅跡に建築された「鬼志別バスターミナル」1階の天北線の資料展示室に保存・展示されている[14]。 隣の駅脚注
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