宇推くりあ
宇推くりあ(うすい くりあ, Clear Usui)は、個人で活動するバーチャルYouTuber[2]。「ロケット工学アイドルVtuber」[2]。ロケットの打ち上げを中心としてYouTubeやX(旧Twitter)で実況・解説配信をすることで知られる[3]。 概要「ラブライブ!」のスクールアイドルに憧れて惑星クラリスからやってきた宇宙人という設定である[2][1]。2020年10月10日からVtuberとして活動を開始した[4][1]。地球まで乗ってきたロケットが墜落した日である7月7日を誕生日と定め、「宇推くりあ地球に爆誕記念日」と称している[1]。2023年のインタビューによると目標は、ロケットに興味がある人にVTuberを知ってもらい、VTuberに興味がある人にロケットを知ってもらうこと、そして大好きなアイドルに自分もなること、と答えている[1]。 小さい頃から星や宇宙が好きで、航空宇宙工学を学ぶうちに「広大な自然」である宇宙にアプローチする機能を備えた工学機器やロケットの凄さを広める活動をしたいと考え、アイドル活動との両方にチャレンジするという意味で「ロケット工学アイドルVTuber」として活動を行っている[1]。宇宙について解説する際は、専門用語をわかりやすく説明することと極力数式を使わないことを意識しているという[5]。 主に宇宙やロケットについての解説、打ち上げの同時視聴などの配信を行っており[3]、オリジナルソング制作などのアイドル活動も行う[6]。2021年には「日本テレビ プロジェクトV Vtuberアワード2021」ベストファッション新衣装部門でファン投票により大賞を獲得したが[1]、その衣装は宇推自らデザインしたものであり、ロケットに関連する要素を多数盛り込んでいる[7]。衣装名は「Clear Turquoise Rocket One, CTR-1 薄碧の火箭少女」[要出典]。 アプリスタイルは宇推を「人類の叡智への感動や、未知なるものへの高揚感、それらも実は身近なものだという驚きや発見を、一緒に感じることができる」と評している[2]。また、トーク内容の専門性の高さから、宇宙開発に携わる人々からも高い評価を得ている[5]。 2023年5月22日より宇宙作家クラブの会員でもある[8]。 主な活動配信活動YouTubeのライブ配信で国内外のロケット打ち上げや打ち上げ後の記者会見を同時視聴しつつ実況・解説するのが特徴であり[2]、外国語の中継を日本語翻訳しつつ解説することもある[4]。2023年2月17日のH3ロケット試験機1号機の打ち上げ中止[9]について解説した配信のリアルタイム視聴者は7000人を超えた[1]。 2023年7月に、秋田県能代市にある能代ロケット実験場にて燃焼試験中だったイプシロンSが爆発した際には、現地で宇推自ら撮影しており、その動画はインターネットのみならず民放のニュース番組でも取り上げられた[10]。 配信時のチャット欄でみられるコメントも「待機圏」(大気圏)、「こんばっしょん」(Combustion、英語で「燃焼」を意味する)、「おつかれさまーりん」(スペースXのロケットエンジン・マーリン)など航空宇宙用語に関連したものが多い[2]。2023年のインタビューで宇推は、ロケットは夢の乗り物であると思っている人に、ロケットは現実の輸送機であると伝え、解像度を引き上げたい、と語っている[1]。 イベント等での活動2023年に開催されたJAXA相模原キャンパス特別公開では初日の現地開催にて能代市PR大使である宙彩しろんと特別ミニLIVEを開催した。また、特別公開特別企画として「隠れ宇推くりあを探せ!」[11]およびそれに伴う会場各棟の解説音声も担当した。更に2日目のオンライン特別公開では、YouTubeLiveにて宇宙科学研究所副所長である藤本正樹との対談を行った。両日ファシリテータとして同研究所で助教を務める村上豪を迎えた[12]。 2023年10月13日に行われた高市早苗内閣府特命担当大臣定例記者会見にて第6回宇宙開発利用大賞とのタイアップ・PRキャラクタ就任が発表された[13][14]。内閣府は、H3ロケット試験機1号機応援サポータであることや、天文雑誌「星ナビ」での記事執筆経験、Vtuberとしての配信内容などの実績から宇宙に関して造詣が深いものと判断し、本大賞を幅広い層に周知・PRしていくのに十分な有識者であるとともに、本大賞に親しみを持ってもらえる著名人であるとして宇推を起用したとしている。[15] 対談
宇宙に関連する様々な人物と対談する不定期企画。
出演雑誌
執筆
イベント
動画
配信
地上波
ラジオ
協働活動など
受賞
脚注出典
参考文献雑誌
WEBサイト
関連項目外部リンク
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