奥戸
奥戸(おくど)は、東京都葛飾区南部の地名である。現行行政地名は奥戸一丁目から九丁目。住居表示実施済み区域である。 地理葛飾区南部に位置する。北は高砂・細田、東は江戸川区西小岩・上一色、南は東新小岩、西は中川を挟んで立石・東立石と隣接する。町域内は住宅地として利用されるが、森永乳業をはじめとする工場や、近郊農地がわずかに残っている。現在その多くは宅地造成されているものの、中川や農業用水路に挟まれた古くからの低湿地帯である。 東京都道318号環状七号線(環七通り)が町の中央を南北に走っており、奥戸街道が町を東西に横切っている。奥戸1 - 8丁目は新中川南西岸に所在するが、9丁目のみは北東岸に分断された形で位置する。後述するように、かつては奥戸全域が陸続きであったが、新中川が開削されたことにより、町域が分断された。 地価住宅地の地価は、2024年(令和6年)1月1日の公示地価によれば、奥戸6-17-15の地点で28万7000円/m2となっている[6]。 歴史元南葛飾郡奥戸村の中心地であり、新中川の三和橋付近に町役場があった(跡地は水没)。1930年に町に昇格し、1932年に奥戸町は葛飾区に編入された。旧奥戸村の区域は、現在の奥戸のほか、高砂、細田、鎌倉や東新小岩、新小岩、西新小岩の各一部に相当する。太平洋戦争後、町域東側に新中川(中川放水路)が開削され、1963年3月に開通した。 地名の由来町域西端には古くより中川が流れており、船による河川を利用した水運が発達していたことから、「奥津」となっていたものが転訛して「奥戸」になったと考えられている。 世帯数と人口2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2021年4月時点)[13][14]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通町内に鉄道駅がない代わりに、葛飾区の要請により新小岩駅、亀有駅、京成立石駅、小岩駅などからの京成タウンバス路線が発達している。 道路・橋梁
施設
史跡・寺社
その他日本郵便脚注
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