失踪HOLIDAY
『失踪HOLIDAY』(しっそうホリデイ)は、乙一のライトノベルである。短編2作を収録し、角川スニーカー文庫から刊行されている。ISBN 4044253013。 あとがきによればタイトルは編集者が過去に担当していた作品『疾走HOLIDAY』を作者乙一が『失踪HOLIDAY』と勘違いしたことによる。 後に、角川つばさ文庫からSHELによるイラストで『しあわせは子猫のかたち』を表題作に変更し児童書化した。ISBN 9784046311467 失踪HOLIDAY しっそう×ホリデイ
ストーリー物語の主人公菅原ナオは幼いころ母と二人きりの家庭で育った。その後母は菅原國光と結婚するも、二年後に母が亡くなる。ナオは血のつながりがない菅原家を追い出されるのではないかと不安に思ったが、そのようなことはなかった。14歳の4月、父國光はキョウコと再婚したが、ナオとキョウコは衝突することが多かった。 14歳の冬休み、ナオはキョウコとの些細なけんかがきっかけとなり家出をし、家の離れに住む使用人楠木クニコの部屋に住み込みはじめる。 ナオは一度は家に戻ろうかとも思ったが家族達が幸せそうにしているのを見て、疎外感を抱き思いとどまる。不愉快なナオは悪戯心から狂言誘拐を考える。脅迫状を家に届けさせ満足するナオだが警察が動き始め、自分を嫌っていると思っていたキョウコまで落ち込んでいる様子を見て後悔を覚える。 登場人物
テレビドラマ2007年2月10日から、テレビ朝日土曜ミッドナイトドラマ枠でスタート。全4回。 キャスト
スタッフ主題歌
放送局
漫画作画は、清原紘。清原紘はこの作品が初の単行本である。巻末には原作者乙一がコメントを寄せている。
しあわせは子猫のかたち 〜HAPPINESS IS A WARM KITTY〜
ストーリー人と付き合うのが苦手な主人公はあえて家から遠い大学を選び一人暮らしをはじめる。伯父から紹介された家で一人暮らしをはじめたがそこは、前に主人が強盗に殺されたいわく付きの家だった。 前の主人、雪村が住んでいたときのままになっていた家で、そこで飼われていた猫と供に住み始める主人公。そこには目には見えないが雪村がまだ住んでいた。奇妙な二人での生活の中で不思議な関係が芽生えていく。 登場人物
漫画『死にぞこないの青』が表題作の、『暗いところで待ち合わせ』と本作収録の漫画単行本が発売。作画は、山本小鉄子。 →詳細は「死にぞこないの青 § 漫画」を参照
外部リンク
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