大谷温泉 (富山県)
大谷温泉(おおたにおんせん)は、富山県魚津市大海寺新にかつて存在した温泉。『大谷鉱泉』とも呼ばれていた[2]。 概要古くから、火傷、切り傷の名湯として地元の人たちに利用されていた。「昔は火傷をすると大谷の湯へとんで行け・・・」と地元の人たちに伝えられていて、医者もこの湯を紹介するくらいという名湯であった。宿でも「一日4回くらい入るのが最良の入浴法」と言っていたが、年配の人などは1日に5、6回も入浴していたという。飲用として一升瓶やポリタンクに詰めて持ち帰る人も多かった[1]。 泉質源泉は旅館の東1.5㎞、大谷山の谷間から湧出している[4]。 効能
※いずれも効能はその効果を万人に保証するものではない 歴史天武天皇の時代に一人の農民が誤って傷つけたシロヘビが、近くの田の中から湧き出ている水で傷口を癒したのを発見し、開湯したと伝えられている。日親上人による創設の説もあるが、定かではない[4]。 1870年(明治3年)に再開湯[3]。1960年(昭和35年)頃の火災の後、現在の場所に移転。1982年(昭和57年)、木造部分の玄関などを改装した(これにより部屋数は少なくなる)[4][1]。2013年(平成25年)に廃業したものの、建物は現存している。 温泉街前述の通り、一軒宿の「大谷温泉旅館」のみが存在していた。 大谷温泉スキー場大谷温泉の付近にかつてあったスキー場。1958年に開場[5]。面積は20,000m2で、簡易ジャンプ台も完備されていた[6]。ロープリフトが2本設置されていて、1982年末には魚津ジュニアスキーレーシングチームのコーチ、父母らが協力してナイター設備(1kwの水銀灯4基と500wの投光器2基)が設置された[7]。魚津市街地の近くに位置するため、多くの家族連れでにぎわったが、平成になって利用客が減少し、閉鎖となった。 交通アクセス脚注
関連項目
|
Portal di Ensiklopedia Dunia