大河原愛子
大河原 愛子(おおかわら あいこ、1941年11月15日[2] - )は、実業家。株式会社デルソーレ代表取締役会長。ピザ協議会名誉会長 、国連WFP協会顧問[3]、日米協会顧問[4]を務めるほか、株式会社パルコ、エイボン・プロダクツ株式会社、亀田製菓株式会社、メットライフ生命の取締役、およびモルガン・スタンレー証券シニア・アドバイザー[5]を歴任した。経済同友会幹事[6]、在日米国商工会議所副会頭[7]、厚生労働省「女性の活躍推進委員会」、経済産業省「男女共同参画研究会」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」の委員も務めた[8]。女性起業家の草分け的存在であり、日本にピザを広めた「日本のピザのパイオニア」として知られる。日系アメリカ人[9]。 経歴実業家である比嘉悦雄[10]の長女として[11]アメリカ合衆国ハワイ州ホノルル[12]に生まれる。弟にヒガ・インダストリーズ創業者アーネスト・エム・比嘉がいる[13]。15歳の時に家族で日本に移住[10]。1年間東京のアメリカンスクールに通ったのち、米国ノースウェスタン大学に入学。2年後、スイスのジュネーヴ大学法学部に入学し直す。1962年卒業後、来日。英仏同時通訳やジャパンタイムズのアルバイトをして過ごす[14]。 1966年、父が創業したピザ輸入販売のJ&Cカンパニーを引き受け、弱冠24歳で経営責任者となる。[15][16]。まずは経営改善のためピザ生地を自社生産へ変え、愛子みずから紀ノ国屋やユアーズといった高級スーパーマーケットへ営業をかけた[16]。1970年代にはピザがロイヤルホスト1号店のメニューに加えられ話題となる[17]。その後伊藤ハムのチルドピザをOEMで製造開始[18]チルド部門にも参入、弟が立ち上げたドミノ・ピザジャパンへドウボール[注釈 1]等を供給する[17]。1993年には女性社長として2番目に[7]、外国人としては初めて[19]、ジェーシー・コムサ(現・デルソーレ)を店頭公開(現在のJASDAQ)[20]。1994年にはピザの業界団体「ピザ協議会」を立ち上げる[21]。2003年ジェーシー・コムサ(現・デルソーレ)代表取締役会長となる[2]。 女性の地位向上にも取り組んでおり、男女共同参画の委員を歴任するほか[22]、2004年にはWF-Net(食品業界女性経営者ネットワーク)を設立[23]。2013年には、WCD(Women Corporate Directors)日本支部を立ち上げ、小林いずみとともに共同幹事を務める[24]。2015年にはミラノ国際博覧会日本館サポーターを務める[25]。 受賞歴
著書
注釈
出典
参考文献
外部リンク |