大塔町
大塔町(だいとうちょう)は、長崎県佐世保市の町名。日宇地域に属する。郵便番号は857-1161。 1938年の町名設置以前は日宇大塔免(ひうだいとうめん)と称した[4][5]。旧東彼杵郡日宇村大塔免(だいとうめん)の一部[4]。 地理佐世保市の中心部から南東に約5キロの佐世保湾奥、日宇地域の最東端に位置する。町域の大半が丘陵地であるが、南東部には江戸時代由来の干拓地を有し、南岸は早岐瀬戸を挟んで針尾島を望む。 1970年代以降、宅地造成に伴う新町名の設置や区域変更が順次実施されているため、町域は縮小傾向にある。(#沿革にて詳述)
隣接町名地名の由来大塔の「大」は佳字で、近世以前は「台塔」と表記した[4]。その由来は台地の「台」と湿地を意味する「タフ(塔)」を合わせたものとされるが、詳細は解っていない[4]。 歴史江戸時代に阿波国(現在の徳島県)出身の折原孫左衞門[6]なる人物が大塔に移住し、黒田新田などの新田開発を行ったと伝わる[7]。松浦史料博物館蔵の松浦家文書によれば、江戸時代初期の明暦2年(1656年)に編纂された『畑方帳抜書』では、当地は日宇村のうちの「脇碕台塔免」とあり、同年の『田方帳抜書』では「台塔免」と「脇碕免」が別で記載されている[4]。脇碕免(脇崎)とは、現在の大塔町の南部(大岳台町と卸本町の各一部を含む概ね国道35号以南)にあたる区域で、明治時代初期までに大塔免に統合された[4]。脇崎の名称は平戸往還の脇崎一里塚跡をはじめ、現在も国道35号の交差点名や地内の公民館等にその名残を見ることができる。天鳥船(船形の石)を祀る鎮守神社もある。 沿革
地域世帯数と人口2018年(平成30年)9月30日時点における大塔町の世帯数及び人口は以下のとおり[1]。
公共施設
教育
郵便局
公園
産業・商業大塔町の南部、国道35号と西九州自動車道の沿線一帯は都市計画法による用途地域のうち準工業地域に指定されている[13]。この区域内には、長崎県北地域の住民より大ジャス(だいジャス、大塔ジャスコ)の俗称で親しまれるジャスコシティ大塔ショッピングセンター(2009年以降はイオン大塔ショッピングセンター)をはじめ、自動車ディーラー、電器店、衣料品販売店、ファミリーレストランなどのロードサイド店舗や各種工場が林立する。 大塔町に本社を置く主な企業
主な商業施設
交通鉄道道路
名所・旧跡
参考文献
脚注
関連項目 |