夕顔瀬町
夕顔瀬町(ゆうがおせちょう)は、岩手県盛岡市の地名。丁番は持たない単独町名である。住居表示実施済み区域[4]。郵便番号は020-0032[2]。 地理岩手県盛岡市南西部に位置する。 域内は住宅地や商店が混在しており、東部には北上川が流れる。 歴史「夕顔瀬」の町名は、盛岡砂子によると、前九年の役の際に、安倍貞任がこの地で夕顔に甲冑を着せ、源頼義軍をおびき寄せて不意をついたことに由来するという。 かつて、当地は、北上川渡河地であった。盛岡藩事務日記によると、1656年(明暦2年)9月3日に、夕顔瀬橋の渡り初めが行われたという記載がある。しかし、この橋は安定せず、洪水の度に落失していたという。その後、1765年(明和2年)9月には、御側役頭大向伊織の考案により、中島を築いて両岸から土橋を架し、以後多くの落失を免れたという。これ以後橋の西側を通る鹿角街道に沿って商店や人家が建ち並び、街道沿いの夕顔瀬橋から北3町程に、片原町と称する商人町が形成された。 1889年(明治22年)4月1日、町村制施行により南岩手郡厨川村が発足し、その一部となった。1913年(大正2年)6月10日、編入合併により盛岡市の一部となり、1965年(昭和40年)に住居表示が実施され、盛岡市木伏、三十軒、片原、下田、畑中の各一部から、夕顔瀬町が成立、現在に至る。 世帯数と人口2023年(令和5年)7月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
交通鉄道域内に鉄道駅は存在しない(盛岡駅が最寄り駅となる)。 道路河川施設
参考文献書籍
脚注 |