坂田 貞二(さかた ていじ、1938年7月20日 - )は、ヒンディー語・文学者、拓殖大学名誉教授。
経歴
- 出生から修学期
1938年、東京で生まれた。東京外国語大学インド・パーキスターン語学科で学び、1963年に卒業。1963年から1965年まで、バナーラス・ヒンドゥー大学(英語版)に留学。
- ヒンディー文学研究者として
1974年、拓殖大学専任講師に就いた。1976年に助教授、1983年に教授昇格。2001年、デリー大学(英語版)客員教授として在外研究。2009年に拓殖大学を定年退職し、名誉教授となった。
受賞・栄典
研究内容・業績
専門はインドの文学で、ヒンディー語地域で方言調査、民話採録、宗教行事の観察などを進めた[2]。民話や昔ばなしの翻訳も多く、親しまれている[3]。
著作
- 著書
- 共編著
- 翻訳
- 『北インドの昔語り』編訳、平河出版社 1981
- 『インドの笑話』田中於菟弥共訳、春秋社 1983
- 『インドの昔話』前田式子共訳、春秋社 1983
- 『インドのむかし話 天にのぼるベールの木/ほか』編著、偕成社(大人と子どものための世界のむかし話) 1989
- 『厳寒の夜 プレームチャンド短篇集』編、日本アジア文学協会 1990
- 『インド・大地の讃歌 中世民衆文化とヒンディー文学』H.ドゥヴィヴェーディー(英語版)著、橋本泰元共訳、春秋社 1992
- 『インド・ネパール・スリランカの民話』編訳、みくに出版 1998
- 論文
- CiNii(坂田貞二論文)
- 「ヒンディー語の諸方言地域における昔話採録の記録」『多民族社会における宗教と文化』24, 2021年, 17-19頁.
PDF
- 「トゥルスィーダースが16世紀のヒンディー語で詠った『ラーマの行いの湖』の梗概と詩の邦訳」『多民族社会における宗教と文化』24, 2021年, 21-31頁.PDF
脚注