『地底探検〜完結編』(ちていたんけん かんけつへん、原題:Return to the Centre of the Earth)は、リック・ウェイクマンが1999年に発表したアルバム。
解説
ジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』にインスパイアされたコンセプト・アルバム『地底探検』(1974年)の続編に当たる[3]。本人によると、1974年には機材に満足がいかずストレスが残ったが、その後テクノロジーが発達したので「あらためて地底探検に出発」する気になったという[4]。
ジャケットの絵はロジャー・ディーンによって描かれた[3]。
オジー・オズボーン、ボニー・タイラー、トレヴァー・ラビン、ジャスティン・ヘイワード(ムーディー・ブルース)らがゲスト参加。オズボーンが歌った「生き埋め」は、スウェーデンでシングル・ヒットして最高30位に達した[5]。
収録曲
全曲ともリック・ウェイクマン作。
- ナレーション〈1〉ヴィジョン - A Vision - 2:33
- 完結編序曲 - The Return Overture - 2:39
- ナレーション〈2〉母なる地球 - Mother Earth - 3:48
- a. 6月の影 - The Shadow of June
- b. 回廊 - The Gallery
- c. プリズム光通り - The Avenue of Prismed Light
- d. 地震 - The Earthquake
- 生き埋め - Buried Alive - 6:00
- ナレーション〈3〉エニグマ - The Enigma - 1:18
- 誰かそこにいるのか? - Is Anybody There? - 6:34
- ナレーション〈4〉渓谷 - The Ravine - 0:49
- 無数の光のダンス - The Dance of a Thousand Lights - 5:40
- ナレーション〈5〉羊飼い - The Shepherd - 2:01
- ミスター・スロー - Mr. Slow - 3:47
- ナレーション〈6〉時の掛け橋 - Bridge of Time - 1:11
- あきらめるな - Never is a Long, Long Time - 5:19
- ナレーション〈7〉リデンブルックの海 - Tales from the Lidenbrook Sea - 2:57
- a. 希望の川 - River of Hope
- b. ハンターがハントされ - Hunter and Hunted
- c. 生きるための闘い - Fight for Life
- 獲物 - The Kill - 5:23
- ナレーション〈8〉永遠の歴史 - Timeless History - 1:10
- それでも海は流れる - Still Waters Run Deep - 5:20
- ナレーション〈9〉内なる時間 - Time Within Time - 2:39
- a. 引き潮 - The Ebbing Tide
- b. 雷雨 - The Electric Storm
- ライド・ユア・ライフ〜さあ、出発 - Ride of Your Life - 6:01
- ナレーション〈10〉漂流 - Floating - 1:59
- a. 火球 - Globes of Fire
- b. 火滝 - Cascades of Fear
- 火の洪水 - Floodflames - 1:59
- ナレーション〈11〉火山 - The Volcano - 2:10
- a. 火柱 - Tongues of Fire
- b. 青い山 - The Blue Mountains
- 終着点 - The End of the Return - 5:23
参加ミュージシャン
脚注