唐山大地震 (映画)
『唐山大地震』(とうざんだいじしん、英: Aftershock)は、2010年の中国映画。 概要張翎の小説『唐山大地震』(原題: 《余震》)を原作とし、1976年7月28日に起きた唐山地震で引き裂かれた家族の別れと再会を描くドラマ映画。中国では地震からおよそ34年後にあたる2010年7月22日に公開された。6億6505万4300元を稼ぎ、同じ馮小剛監督の『狙った恋の落とし方。』に代わり中国映画歴代1位となった[1]。第83回アカデミー賞外国語映画部門中国代表作品。中国初のIMAX映画。 キャスト※吹き替えキャストは試写会時のもの。
受賞とノミネート第83回アカデミー賞外国語映画部門中国代表作品に選出されたが、ノミネートは果たしていない。第35回香港国際映画祭が授賞する第5回アジア映画大賞で作品賞を含む4部門にノミネートされているほか、第30回香港電影金像奨ではアジア映画賞にノミネートされている。ユネスコらが主催する第4回アジア太平洋スクリーン賞では作品賞と男優賞(陳道明)を受賞した。 日本での公開日本配給を担う松竹は当初2011年3月26日に『唐山大地震 -想い続けた32年-』の邦題で本作の公開を予定していた。松竹は3月7日には2月22日にニュージーランドで発生したカンタベリー地震を受け、本作が「アクションやスリルを楽しむ映画ではないこと」などを理由として当初予定の3月26日の公開を変更しない方針を明かした上、3月12日から同社グループが呼びかけた募金や興行収入などを地震に対する救援金として日本赤十字社へ寄付する支援を開始すると発表していた[2]が、3月11日に発生した東日本大震災の被害に鑑みて公開を一旦延期した[3]。また東京の九段会館では3月11、14、15、17日に本作の試写会の開催が予定されていたが、これも3月11日の地震の影響を受け、中止となった[4]。 同社はその後、2014年12月に『唐山大地震』と邦題を変えた上で2015年3月14日の公開を決めたと発表した(字幕版のみの上映と一時発表されたが、多くの劇場スタッフから「少しでも多くのお客様に観ていただくためにも日本語吹き替え版も上映すべきだ」という熱意により最終的には既に完成済みの日本語吹き替え版についても公開されることになった。)[5]。 注・出典
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