向谷拓巳
向谷 拓巳(むかいたに たくみ、1997年2月24日 - )は、奈良県桜井市出身の元プロ野球選手(内野手)。右投左打。NPBでは育成選手であった。 経歴プロ入り前桜井市立織田小学校から野球を始め、桜井市立大三輪中学校では軟式野球部に所属した。 大和広陵高校に進学後、2年春の第85回記念選抜高等学校野球大会ではベンチから外れたものの、2年夏はセンターのレギュラーとして活躍。2年秋からはエース立田将太の勧めで捕手に転向[1]。3年夏は奈良県大会準決勝で岡本和真、廣岡大志擁する智辯学園高校に敗れた[2]。 独立リーグ・兵庫時代兵庫ブルーサンダーズ入団後、1年目から二塁手のレギュラーとして、打率.304、38盗塁を記録した[3]。2年目も打率.373、盗塁37を記録し、首位打者と盗塁王を獲得した[4]。 2016年10月20日に行われたプロ野球ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスに育成ドラフト3巡目で指名され、支度金200万円、年俸250万円で合意、入団[5]。背番号は130に決まった。読売ジャイアンツの育成ドラフト3巡目指名の山川和大とともに、BFL及び、兵庫ブルーサンダーズとして初のドラフト指名によるNPB入団選手となった。これを記念して向谷が兵庫で着用した背番号50は、12月28日にチームの永久欠番に指定された[6]。 楽天時代2017年は二軍公式戦29試合に出場。試合数は多くないながらも、打率.304、1本塁打、3盗塁(盗塁死0)を記録し、西田哲朗に次いでチーム内2番目に多く二塁手のポジションに就いた。 2018年は二軍公式戦31試合に出場したが、極度の不振に陥り、打率.042、0本塁打、0盗塁(盗塁死2)という散々な成績に終わる。また、前年は二塁手に専念していたが、この年は外野手としての出場がもっとも多く、他に三塁や遊撃も守った。10月1日、球団から来季の契約を結ばないことが発表された[7]。10月31日、自由契約公示[8]。 楽天退団後2019年1月より、学童野球を支援するポップアスリートプロジェクトに参加[9]。営業の傍ら「むーたくん」の名前でポップアスリートの公式YouTubeチャンネル「むーたくんTV」を開設し、その様子を動画で公開していた[10]。2020年3月に退職[11]。現在、同YouTubeチャンネル名は「ポップアスリートチャンネル」に変更されており、向谷の出演は2020年2月投稿動画が最後であった。 2020年5月より、地元・桜井市のスポーツ店「スポーツシティアラキ」に正社員として勤務[11]。同社が運営する「ナインスターズベースボールパーク」での野球教室では向谷がコーチを務めている[12]。 また、同年からはクラブチーム・関西HANG硬式野球団に参加して選手に復帰している[13]。同チームでは捕手のポジションにも就いている[14][15]。 詳細情報年度別打撃成績
独立リーグでの打撃成績
独立リーグでのタイトル・表彰
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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