古俣 聖(こまた あきら、1998年1月31日 - )は、日本のフェンシング選手。新潟県民栄誉賞受賞者。
経歴
新潟県新潟市西区出身。フェンシング一家に育ち、5歳で競技を始めた。父の古俣治久は、世界選手権に出場経験のある元エペの選手。2歳上の姉ともに、自宅脇の練習場で高校卒業まで指導を受けた[1]。
2016年、新潟第一高等学校卒業。2020年、中央大学法学部卒業。2020年4月、本間組入社。2024年5月、パリ五輪フェンシング男子エペ代表(団体リザーブ選手)に内定[2][3]。
2024年8月2日、2024年パリオリンピックフェンシング男子エペ団体で、日本はハンガリーに延長戦の末、25-26で敗れ、銀メダルとなった。
日本男子エペ団体メンバーは、加納虹輝(JAL)、見延和靖(ネクサス)、山田優(山一商事)、古俣は今大会、団体戦のみに出場できる補欠「リザーブ」として登録された。決勝のハンガリー戦には、加納、山田、古俣の3人で臨んだ。古俣は3点をリードされた第3試合に登場すると、果敢な攻めで4点を挙げ、1点差に詰め寄った。その後、再びリードされた7試合目も積極的に攻めた。加納、山田がそれぞれ1-3で敗れたハンガリーのコホに対し、3連続ポイントを奪うなどして5-3とポイントで上回り、スコアを16-17の僅差に戻した[4]。
2024年9月11日に新潟県民栄誉賞を受賞[5]。
戦績
- 高校
- 2013アジアユースゲームズ(17歳以下の部)3位
- 2014アジアカデ選手権大会(17歳以下の部)2位
- 2014世界カデ選手権大会混合団体(17歳以下の部)2位
- 2015年度全国高等学校総合体育大会 3位
- 大学
- 2017アジア選手権大会(20歳以下の部)3位
- 2017世界ジュニア選手権大会(20歳以下の部)ベスト32
- 2018(第70回)関東学生フェンシング選手権大会 男子エペ個人・男子団体 優勝[6][7]
- 社会人
- 2021シニアワールドカップロシア大会 7位
- 2022アジア選手権大会 2位
- 2022シニアワールドカップカナダ大会 団体3位
- 2023シニアグランプリカタール大会 3位[8]
- 2024シニアワールドカップフランス大会 団体優勝[9]
脚注