口笛 (朝鮮歌謡)
朝: 휘파람[1])は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の歌謡曲。 (くちぶえ、概説作詞は趙基天(チョ・キチョン)、作曲は李鍾旿(リ・ジョンオ)。 1992年に発表された大衆歌謡であり[2]、「北朝鮮初のラブソング」の異名が(日本では)在る。 原本となった詞(詩)は1947年に発表されている。確認可能な初出は北朝鮮文学芸術総同盟機関誌『文学芸術』第2号(1947年12月)であり、同号に掲載された趙基天の作品4篇のうちの1つが本作「口笛」の詩作である。当初は “歌詞” との体裁で発表されたものではなかった。 作曲の李鍾旿は普天堡電子楽団の団長である。本作は同楽団の歌手・全惠英(チョン・ヘヨン)が歌唱した[3][4][5][6]。韓国の女性歌手キル・ジョンファが本作をカバー、アルバムも発表している[7]。 歌詞の大意は「女性に恋心を感じた男性が、女性の家の前で口笛を吹く」という内容であり、北朝鮮のプロパガンダを含まない作品である。尚、この曲には日本語版もあるが訳詞者は不明である(芹洋子が1992年にアルバム「アジアからの風」中でこの訳詞版でカバー)。 備考JASRACに於いては2018年現在、外国作品/出典:SP (出版実績) /作品コード 0G6-1581-7 HWI PA RAMとして登録[8]。 作詞:趙基天、作曲:李鍾旿であるが、JASRACデータベース上では作詞作曲:“識別不明” となっており、正式な分担が反映されていない[8]。 趙基天の死が1951年であるため、日本に於ける作詞の著作権保護期間は満了を迎えている(北朝鮮、日本共に死後50年まで)。 PD状態(信託状況:消滅)で登録されているが[8]、2018年現在「状況の詳細が未確定」とされており使用には注意が必要である[8][9]。 注釈・出典
関連項目
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