千代台公園野球場
千代台公園野球場(ちよがだいこうえんやきゅうじょう)は、北海道函館市の千代台公園にある野球場。愛称はオーシャンスタジアム。 概要千代ヶ岱町(現在の千代台町)にある旧七一部隊(千代ヶ岱陣屋)跡地が、建設省(当時)から緑地帯に指定されたのを契機として総合運動場建設を計画し[3]、野球場は1951年(昭和26年)に完成した(当初の名称は千代ヶ岱球場)。1954年(昭和29年)8月には、第9回国民体育大会(北海道大会)出席のために来道した昭和天皇、香淳皇后の行幸啓もあった[6]。 1992年(平成4年)から1993年(平成5年)にかけて行った全面改修の際には愛称を公募し、「オーシャンスタジアム」になった[3]。これは、社会人野球チーム函館太洋倶楽部の本拠地であることから「太洋」の意味を持つ「オーシャン」に由来している[7]。 スタジアム正面ロビーには、全面改修後の1994年以降に本塁打を放った選手を記したプレート「栄光の球跡」が飾られている[8]。 後述するように、施設の老朽化や土の固さなどを理由に、2019年はプロ野球の試合が開催されなかったことから改修が行われ、2020年に完了した[5]。2021年は公式戦は開催されなかったが、東京オリンピック開催に伴う公式戦中断期間中に行われた2021プロ野球エキシビションマッチにおいて、当球場で5試合を開催した[9]。 スタジアム前には函館太洋倶楽部で活躍した久慈次郎がミットを構えた姿の銅像が建てられている。全日本で共にプレーしたヴィクトル・スタルヒンの銅像がある旭川スタルヒン球場の方角を向いて建っていたが、現在は設置場所の移動等で向きが変更されている[10]。 施設
利用状況2004年に北海道へ本拠地移転した北海道日本ハムファイターズが準本拠地として主催試合を毎年開催していたが、2019年は収容人員不足や内野の土の硬さを理由にカードが組まれず[12][13]、プロ野球公式戦の開催は2017年が最後となっている(2018年は雨天中止)。 年間1~2試合のみの公式戦開催ながら、新庄剛志が通算1000安打、鵜久森淳志が初安打、宮西尚生が初勝利、江尻慎太郎が球団初の1球勝利、運天ジョン・クレイトンが初登板、大谷翔平が初完封、太田賢吾が初出場を記録するなど節目の記録も達成されている。 そのほか、日本ハム以外の他球団によるイースタン・リーグ公式戦[14]、北海道学生野球連盟の試合や全国高等学校野球選手権南北海道大会函館支部予選も行われている。 北海道日本ハムファイターズ主催試合の結果
1951年 - 2003年プロ野球公式戦[29]
アクセス脚注
参考資料
関連項目
外部リンク |
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